<<解説>>
  
 ものすごく返答につまった。 
まあ経験上、ぼくの女友達のお母さんは、たいていこのテンションだ。
 
  
 この発言の真意をめぐっては、 
「結婚前提なんだよ」という多数説と、 
「輸血できるからだよ」という少数有力説が対立してきた。
  
 しかし近年の学界では、 
「気にしたら負けだよ」という折衷説が主流となりつつある。
 
  
 ちなみに、ぼくと彼女の仲は、 
4年ぶりにふと会ったので大学案内をした帰りに思わず遊びに行ってしまうほどの関係だった。 
遊びに行った先が「鈴ヶ森死刑場跡」経由「大森貝塚」といういかにもなデートコース。
(*)
  
まあ、初対面時ぼくは16歳の数学部部長で、彼女は12歳だった。
 
 
  
(*)・・・通説ではこれを品川水族館と解釈します。
 
 
 
 
  
 血液型占いの、もう1つのエピソード。
  
亜友「岡澤は、血液型は何型?」 
岡澤「A型だよ」
  
亜友「Rh は?」 
岡澤「その占いには、Rh も必要なの?」
  
 (新鮮な衝撃でした)
 
  
亜友「違うよ。Rh− の人とは、私は結婚しない方がいいんだ」
 
 
  
 亜友の話によると、 
血液型Rh− である彼女の母は、Rh+ の子を妊娠して苦しんだという。
  
 確かに、高校生物の図説に載っている。 
亜友・母は、2人目の Rh+ を妊娠できない体になってしまったというお話。
  
 ちなみに、簡単な治療で治るらしい。 
亜友をオランダで出産しているので、そこまで気が回らなかったのだろう。
  
 亜友は、Rh+ である。
 
 
  
 A型の人は、B型と。O型の人は、AB型と。 
こうしておくと、妻が何型の子を出産しても夫は不自然を感じない。
  
 血液型占い。
 
 
  
 
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