数学部映画でミスキャスト



4期生入学年の表現祭から、
8期生入学年の表現祭では数学部が映画を作りました。

5期生入学年に作成した「数学革命」の主題歌。
広末涼子の「MajiでKoiする5秒前」の替え歌、「MathにKoiする5秒前」は傑作。
6期生入学年に作成した「数学戦隊マスレンジャー」も不朽の名作です。


4期生のPTA学年委員長、卒業前の2年を務めたのが大嶋千玲夫人です。
話は、その大嶋千玲夫人の娘、亜友ちゃん(仮名)を巡って始まります。

始まりは非常にローカルです。
亜友ちゃんの苗字が「おおしま」、ぼくが「おかざわ」
亜友ちゃんの出席番号が10番、ぼくが11番。
1997年度中2−C(担任=高嶋先生)で席が前後ろでした。

後ろの席のぼくは、前の席の亜友ちゃんの攻撃を拒むことができません。
初対面の亜友ちゃん第一声が「お菓子!」
頭の痛い女の子です。
仮に亜友ちゃんの苗字が「○○○」だったりしたら、
ぼくを振り向かせねばならないため、こういう状況にはなりません。

ぼくは身体障害者ですし、体育の授業では転んでばかり。
亜友ちゃんも、ぼくのことを大して気にかけていません。


6月の中間試験。出席番号順に並んだぼくと亜友ちゃんは再会します。
数学の試験中に聞こえてきた大きなイビキ。
「誰だろう?」と辺りを見回す亜友ちゃん。イビキは真後ろから!!

20分くらい寝ていた後ろの男は、試験終了10分前の合図で起きたようです。
そして試験終了。
すぐに後ろを振り返り、罵声をあげる亜友ちゃん。
「岡澤、お前、寝てただろう!」
イビキは、教室の隅まで聞こえていました。
答案回収。後ろから回されてきた答案を見て、亜友ちゃんは怒ります。
「岡澤。どうして寝てたのに全部埋まっているんだよ!」

「岡澤の奴、絶対カンニングしたんだ!」と思いこむ亜友ちゃん。
「カンニングの証拠を見つけてやる」と、息をまく亜友ちゃん。
答案返却。すぐに、亜友ちゃんは岡澤の答案を取り上げ、絶句。
「岡澤。どうして寝てたのに満点なんだよ!」

亜友ちゃん、この日、興奮冷めぬままこの話を家族に報告。


出席番号が1つ違うだけで始まる恋もあるようです。


その後約3年。
亜友ちゃんは、自分勝手なぼくに振り回されるように過ごします。
具体的には、ぼくが他の女の子と仲良くしていたり、
また別の女の子と仲良くしていたり、
そのまた別の女の子と仲良くしていたり・・・。

そのぼくが、数学部の映画のヒロインに、
自分以外の女の子を使ったことにプツリと切れた亜友ちゃん。
宣戦布告もなければ、理由を言うこともなく、
遠山先生の助けを借りてとことん大騒ぎをして、
本で頭を叩いて違約金5000円を取り上げ、あげく警察の職務質問。

冷静に考えてやり過ぎです。
が、学校ぐるみで隠蔽工作をするような内容では・・・ないですよね。