岡澤として、最も困るのは、 
「当時としては、あれが精一杯の事実関係調査だった」と、主張されること。
 
 
  
 永地常務の弁明がこの路線だったので、 
学園に悪意があったことを立証する方向で、岡澤は証人尋問の計画を練った。
  
 だが、1ヶ月後に出てきた遠山先生の弁明。 
「私は、岡澤代祐君とは顔と名前が一致する程度の関係でした・・・・・・」
  
 その弁明、無理があるだろう。
 
 
  
 さらに遅れた、亜友の弁明。 
「私は、知的障碍なんかじゃなかった!」
  
 その弁明、無理があるだろう・・・。
 
 
  
 一緒に出てきた、亜友・父の弁明。 
「私と、小川三四郎探偵事務所なんて会社は無関係だ!」
  
 出身高校を舞台にした最低小説が書かれてた件【東大】
  
 その弁明、無理があるだろう・・・・・・。
 
 
  
 あまりの事態に、証人尋問の方針が立てられない岡澤でした。
 
 
  
(*)・・・・・・単行本第十七集 第百六十五話「告白縮麺組」
 
 
  
 
 
  
 
 
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