これが、正しい用法だよね。 
「0.001秒の悪魔」だから偶然で許される話で、これ以上わざとらしいと怒られる。
 
 
  
 高校3年秋の日記帳に残っているかもしれんが、 
18歳になったばかりのぼくは、「0.001秒の善魔」の存在を疑っている。
  
 つまり、「0.001秒の善魔」が心の中にいないと、 
殺されるかもしれない緊迫した状況で、咄嗟の判断で相手を殺すことができないと。
  
 だから、「0.001秒の善魔」なら許されるが、 
それ以上わざとらしい状況だと、過剰防衛を疑われて有罪判決になると。
 
 
  
 あ、すると数学者は有利なわけだ。 
悪魔や善魔を、0.001秒の狭いタイミングに、押し込める計算式を作れる。
  
 
 
  
(*)・・・・・・単行本第二十集 第百九十九話「0.001秒の天国と地獄」
 
 
  
 
 
  
 
 
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