かぼちゃのつる


 ゴーヤの生長を楽しみにしていた27歳の7月、

ふと、道徳教材の話を思い出した。20年前に担任の先生に文句を言った記憶が・・・






おひさまが ぎんぎら まぶしい あさです。

かぼちゃのつるは、ぐんぐんのびて いきました。 はたけの外までのびました。


「あなたの はたけは まだまだ すいているじゃないの」

「そちらはひとの とおるみちですよ。」


みつばちとちょうちょうが、しんせつにちゅういしました。

でも、かぼちゃのつるはききいれようとはしません。



 (課題用質問文省略)


みちをこえてすいかばたけにのびていきました。

「ここはわたしのはたけだから入ってこないでよ」すいかのつるがいいました。

「少しぐらい、がまんしろよ。」

かぼちゃのつるは、平気な顔ですいかのつるの上へのびていきました。

そこへ、子犬が通りかかりました。

「ここは ぼくやひとのとおる道だよ。こんなところにのびてはこまるよ。」

「うるさいな。またいでとおれば いいじゃないか。」

こいぬは、おこって、つるをふみつけてとおりました。

「おまえなんかに、ふまれたってへいきさ。」


      (〃)


ブルブルブルン

くるまがきました。

あっというまにタイヤが、かぼちゃのつるをぷつんときってしまいました。

「いたいよう、いたいよう。アーン アーン。」

かぼちゃは、ぽろぽろなみだをこぼしてなきました。



そこにトラックが来て きられちゃったよ。カボチャさん いたいよう いたいよう

アーン アーン といってるよ。

このあとかぼちゃさんどんなきもちになってるんだろう。


○大きくならなければよかった。

○ハチさん、チョウさん、犬さん、スイカさんのいうこときけばよかった。

○こんなことしなきゃよかった。

○つるをのばさなければよかった。

○もうみんなの言うこと聞くからかんべんして。


このようすをハチさんが見に来ました。

ハチさんはカボチャさんに何か言ってあげたんじゃないかな。

(課題省略)



<<岡澤代祐 小学1年の想像力>>


ハチ>> これは朝から清々しいニュースですね。

チョウ>> カボチャさんのご冥福をお祈りします。

犬>> カボチャの不幸でメシがうまい。

スイカ>> まさにメシウマwww





 こんな話、20年間1度も思い出したことはないが、
カボチャ=岡澤、スイカ=玲奈ちゃんと考えると、「三つ子の魂百まで」なのか。

 別に、この話の影響ではないとは思うが、
小学5年(2年?)以降、ぼくは数学の授業中に、女の子の席まで蔓を伸ばしている。

 亜友との騒ぎで考えてみると、
カボチャの脱法行為が、隣のスイカ畑を干ばつから救った−正当防衛−のである。


 つまり、文科省の問いかけ「かぼちゃのつる」に対して、
「女遊びに必要なことは全て数学の授業中に覚えた」という回答を出した

 いや、しかし冷静な話、農夫が気付かずに、
カボチャ畑に蒔いた種が、全て「雄株」だったような場合には?(有り得るのか?)

 これでは、犬や蝶やミツバチの方が笑い物だ。
誰が何と言おうと、畑が全て「雄株」だったら草食系カボチャ男は全滅する。


 さておき、あれから20年である。
20年たった今、これだけ魂を揺さぶられるということは、7歳の時は・・・・・・


岡澤−7歳− 「怪我したカボチャは可哀想だけど、どうして悪いのか分からない」


 それで、当時の状況を思い出すと、
7歳のぼくには、兄を追って階段を上ってくる2歳の妹が「カボチャのつる」では?

 なるほど。なら、もう少し思い出すと、
妹に「階段は上っちゃダメ」と教える母に対し、「2歳児にも階段を降りられないか」と考えたぼく。

 結果は、降りられないわけではなかった。
すると、犬や蝶やミツバチの忠告も、忠告に見せかけて実は本人のエゴということもありうる。


 子どもに小遣いを与え、好きに遊ばせる背景には、
上の子に下の子の世話をさせると、親のエゴを見抜かれてかえって面倒くさいのかも

 リンゴの落下と月の公転から重力を発見したニュートン。
2歳の妹と34歳の母の比較から、「女にはエゴがある」ことを発見した7歳児の数学者








 <<「かぼちゃのつる」リアル>>


かぼちゃ : 農水族与党代議士

スイカ畑 : 文教利権


みつばち : 農水族野党代議士

チョウ : 市町村長・知事


犬 : 警察・マスコミ

トラック : 公共工事受注の土建屋


 ほら、こうなると何が悪かったのか素人には良く分からないでしょ?


Q 「カボチャは何故、小学校の教科書で悪役にされたの?」

A 「文教利権の畑に蔓を伸ばしたことは、教科書的には〔検閲削除〕以上の大罪なんだ」





 ちなみに、最近の流行りでは、
スイカ畑とは大都市の消費圏で、道路には福島原発の放射線というトラックが走ってくる

犬 「危ないから、道路につるを伸ばさないで下さい!」
かぼちゃ 「農家を潰せばTPPが有利に進むなんて、権力の犬の思い通りにはさせん!」

犬 「道路の上のつるから高い放射能が検出されました。法令に従って切断します」
みつばち 「かぼちゃさんのご冥福をお祈りします」


 動機が行動に直結する民間人と違って、
政府や政治家の場合、国民に公表できる建前の動機と、非公開の本音が必要です

 こうしておくと、いざ失敗したときに、
誰の提案が原因で被害が発生したのか、通常の人間の情報処理能力では解明できないから。

 IT技術にあやかって、クラウド型民主主義
絶対君主制だと、国王がどこにいるか明確すぎて政局が不安定になるから、クラウド式にした。


 ああ、政治もIT(情報操作)技術の一種なのか。
だったらフォン=ノイマンと愉快な数学者たちに喧嘩を売ったら、政権はもたないよ







 ああっ、被災地は東北だろ?
「TPPの合意を取り付けるまでは被災者を助けるな」という合意が、あると思いません?