□0 序
「違った言語ごとに、対応する女の子がいるんですか?」
「いるよ」
「日本語は、誰ですか?」
「母語というくらいだから、お袋じゃない?」
「ダメだ。この人、やっぱり病気だ・・・・・・」
□1 イタリア語
亜友のことを忘れる決意をして、
2005.4.20. のデート後に届いたメールの題名に使用されていた言語。
数学科の同級生に聞いて回り、
キノコの伊藤君が、「仏語じゃないし、イタリア語かなあ」と同定してくれた。
ウェブで訳語を探した結果、
数学科の同級生に訳せる人がいなかったことを、神に感謝する流れに。
「君は、なんで、イタリア語を勉強していたの?」
「岡澤さんには、関係ありません!」
「初めて、君を誘って4人で行ったのが、イタリア料理店だったような・・・」
「この人は病気です。警察を呼んで下さい!」
ぼくが、イタリア語を勉強する気になったのは、
某アニメの数話が、Youtube ではイタリア語版しか落ちていなかった話から。
で、イタリア語の主題歌が、きれいなのだ。
小学5年時の、音楽の和坂先生は「最も美しいのが仏語、汚いのが日本語」だと。
そんなことを思いながら、対訳のない話を見ていると、
「"cambiare" というのは、『変身』という意味じゃないのかな」と考え始めたわけだ。
この単語は、主題歌の冒頭にも出てくる。
すると、"Un fiocco cambiare" というのは、「変身のリボンかな」と、推測できる。
何が嬉しく、動機付けになったかというと、
耳で聞き取ったスペルを辞書で調べたら、見事にスペルミスが無かったこと。
英語に関しては、ぼくにこの技術はない。
明治の始めに、実学重視の福沢諭吉あたりが、日本にラテン語を持ち込んだからか。
「日本語の発音に似ている」というのは、
ラテン語の流入期、日本語の側に「ゐ」「ゑ」「を」の発音が消えたせいもあるだろう。
ぼくの関係念慮が生んだ発見といえば、
「寝る」の意味の "dormire" を見て、とっさに公文国際学園を思い出したこと。
男子寮で生活をしていた中学時代だが、
「"dormitory" というのは寮なんだろうな」と、まだ習わぬ単語を推測するしかなかった。
すると、「"dormitory" で "dormire"」だ。
語呂合わせとは思えないので、英和辞典を見ると「"dorm"は『寝る』の意」と書いてある。
元素記号は、基本的にラテン語だと思うが、
銀の "argento" と鉄の "ferro" は、英語よりもイタリア語の方が元素記号に近い。
アルゼンチンは、「銀の国」なんだと思う。
でも、首都の「ブエノス」はスペイン語だから、「銀」に使う単語は同じなのだろうか。
さらに、ラプラタ川も、「銀の川」と聞いた。
イタリア語しか知らない者が、南アメリカの地名を論じるのは無理があるようである。
せっかくなので、スペイン語の話も書くと、
ラニーニャ現象は、名詞「エルニーニョ」現象の女性形で、意味は「幼な子イエス」。
"El presidente" というカクテルがあって、
エルサルバドルとの類推から、冠詞と思われる "El" について調べたことがあるだけだ。
ペルー沖には、珍しい「上昇海流」が存在し、
ここで計られる海中水温の上昇がエルニーニョ、逆がラニーニャだという地学の教科書。
花札のオイチョは、スペイン語の8。
モロッコの Casablanca は、白い家。ならばイタリア語では、Casabianca なのだろうか。
金の "oro" は、元素記号には出てこないが、
石原壮一郎さんの本だったかで、イタリア語の "pomodoro" は「金のリンゴ」だとか。
この単語は、「トマト」という意味なのだが、
アンデス山脈原産のトマトにこの名前が付いたのを見ると、新大陸発見の衝撃が伝わる。
言語には、歴史が脈々と刻まれているのだ。
なお、南米の地理は、中学3年の時にカリブ海の島国を全部暗記したあたりの記憶から。
最後に、また怒られそうなことを書くと、
「苦い」の "amaro" が女性名詞の複数形につくと、「愛する」の "amare" と同形?
語尾変化の理屈からいくと、こうなる。
ちなみに、イタリア語では時々、こういう同音異義語が発生するように思える。
「双子の女の子との苦い思い出は、『愛した』ことになるのかなあ?」
「やっぱり、この人は病気です。警察を呼んで下さい!」
□2 日本語
歴史上、稀に見る難解な言語。
わずか「岡澤はストーカーだ」の一文を翻訳するのに、7年の歳月がかかった。
実際、単なる冗談でもなく、
直接的な表現を避け、不倫を婉曲的に、「こそこそ悪いこと」と表現する日本文化。
これを、直接英訳すると、
"Okazawa is stalking now !" になってしまうのも、日本国憲法にみられる直訳の精神。
亜友は、オランダ生まれ。
母語は日本語なので、既に関係ない話ではあるが、極端な文化的摩擦が生んだ問題。
ぼくも、国文法を深くやった。
数学戦隊マスレンジャーの、国語戦隊コクレンジャーとの対戦という事情があった。
現某ゼミ講師の○原さんの影響で、
「は」が副助詞だとか、「補助動詞とは?」と言われてすぐ頭に浮かぶ体になってしまった。
しかも、文法の研究に記号論理を使用。
中学3年にして、日本語の基礎の基礎を、ある程度掘り下げた地盤ができてしまったのだ。
だが、長年使わないと忘れる運命。
イタリア語の4種類の受動態を見て、日本語の補助動詞よりも、韓国語が先に浮かぶ。
確かに、日本語の補助動詞は廃れつつある。
敬語が正しく使えないというよりも、補助動詞の用法が分からないと言ったほうが良い。
なお、イタリア語の受動態というのは、
同じ受動態にも、微妙に意味が違う「4種の補助動詞(助詞)+過去分詞」表現がある。
亜友の日本語は、確かに偉大だった。
彼女の言葉を理解しようと努めただけで、3ヶ月間に国語の偏差値が10も上昇した。
まあ、文法的基盤があるわけだが、
1ヶ月に30分も単語帳を眺めるかの、あの時期に、国語の偏差値だけが急上昇していた。
ちなみに、イタリア語の彼女は、
センター国語200点の猛者で、彼女と半年メールしていたら、東大模試で奇跡の得点を出した。
KY式日本語というが、まだまし。
フィリピノ語のスラング「143」の解読法を知って、日本はまだましだと思った。
英語の円周率暗記法と、同じ発想。
"I love you." の、アルファベット文字数を「143」と書いて送れば通じるのだという。
発展形が、「14344」である。
当然、 "I love you very much." の略であることは、想定の範囲内だと思って欲しい。
ただ、KY式日本語も、
子音だけを繋げたアラビア語の文化に異国情緒を感じていると評価もできる。
すると、フィリピノ語の「143」も、
スペイン語圏のフィリピンで、英語圏の円周率暗記法に異国情緒を感じているだけか。
□3 ベトナム語
ベトナム料理店で、沖縄の「花」が流れていて、
ラテン語系ではなく、中国語でもなさそうだったから、ベトナム語と推定した。
因みに、中国語版の「花」は歌えるようになった。
ベトナム語で有気音は "th" だけなので、有気・無気が半々の中国語とは発音が違う。
フランスの植民地だったから、有気音が減ったのか。
フランス語の "p" の発音は、「口の前のロウソクを揺らさないように」と聞いた記憶が。
フランス人特有の、文化人気取りの表現である。
中国語では、「口の前に置いた紙が飛ばないように」という身近な表現になる。
調子にのって、いろいろ喋るぼくも悪いのだが、
23歳の数学者を、28〜29歳のアジア研究者と間違えるから、本人も調子に乗る。
フランス料理に、「鱸のパイ包み焼き」があるが、
わざわざ、ベトナムの魚を、「鱸の仲間ですか?」などと聞くから誤解が生じるのだ。
漫画「美味しんぼ」のどっかの話で、
旨い鱸の食べ方を競って、中国風の(青竹焼きだっけ)料理が勝った話を思い出して。
こいつを、さらに調子に乗らせる話で、
「中国語の "e" の舌の位置は、ベトナム語の "o"(¨付き) と、同じじゃないか」と。
調べてみると、舌の位置は同じらしい。
外国語の解説書は、有気音の話じゃないが、各言語ごとに独特の表現文化を形成する。
マニアックだが、音声学的に正確には、
中国語の "e" は「非円唇後舌半狭母音」、ベトナム語は「円唇後舌半狭母音」らしい。
ハングルでも、同じ発音があるはず。
言語に国境があるというより、学者同士の間に縄張り争いがある真実が垣間見える。
ベトナム語は、多少知識があるだけで、
ぼくにとって、実際にはほとんど話せない言語であることも付記しておく。
と、思っていたのだけれども、
韓国語で円唇系の母音を習得した後だと、割と抵抗無く発音できるようである。
□4 マレーシア語
元ネタの元ネタはというと、
中学1年の頃に、浜岡原子力発電所でもらった「アミクス エルゴン」の続巻。
1巻は、確か小5の大井川鉄道で。
そして、この中学1年の夏に、公文国際学園にインドネシアの留学生が来たのだ。
"Slamat pagi !" と覚えさせられる中、
ぼくは、"Slamat datang ke Jepun !" と、微妙な優越感に浸っていた記憶がある。
なお、念のために断っておくと、
インドネシア語の場合は、マレーシア語と違って "ke" でない前置詞を使う気が。
イスラム圏の言語である証拠に、
アラビア語の "Assalamualaikum" も使われると、教科書には書いてある。
アラビア語は、独特の右書き。
国連の準公用語だが、子音を線で表したあの書体は、まだ判読できないでいる。
"salam" が「平安」の意味らしく、
マレーシア語の "slamat" も、タンザニアの首都も「平安」の意味なのだろうか。
フィリピノ語の「ありがとう」も同じ。
フィリピノ語でも覚えて、パトリシアを探しに行こうという目標も、面白い。
そして、この国の別れの挨拶。
"Slamat jalan" "Slamat tinggal" は、直訳が韓国語の別れの挨拶と同じ。
韓国語もマレーシア語も、
「平安な旅立ちを」「平安な居住を」といった感じで別れる、奇妙な共通点だ。
ちなみに、今の "jalan" だが、
旅行雑誌の「じゃらん」の元になっている単語だと思う。
日本の雑誌名では、いろいろ見る。
イタリア語では、例えば "Oggi" が「今日」という意味である。
オランウータンも、文法的に、
"Orang" が「人」だから、直訳すると確かに「森の人」になる単純明快さ。
鎖国時代に国交のあったオランダ。
インドネシアがオランダ領だったことを調べて、ようやく納得できる話がある。
広辞苑の、ジャガイモの名の由来。
「ジャカルタ芋」らしいから、鎖国中にオランダと国交があった証なのだと思う。
□5 韓国語
売国奴の罵りは受けてもよいが、
「日本語の起源は韓国語にある」と言われても仕方がない気がする。
日本語で失われた「ゐ」「ゑ」「を」。
「を」も、表記こそ残ってはいるものの、実際には「お」の発音が多い。
さらに、広辞苑には残っているが、
江戸以前に日本で使われていた「くゎ」の音も、韓国語には残っている。
近親憎悪というのだろうが、
韓国語とは、文法の体系が似通っている分だけ、違いに腹が立つもの。
有名な話では、敬語表現で、
韓国語では自分の父親を他人に話すときも、謙譲語ではなく尊敬語だ。
自国の大統領にはどうだろう。
日本人にとっては、「李大統領様が」と言われたら不愉快な気もする。
韓国人にとって、日本語は外国語。
単純に、「日本語の起源は韓国語にある」の方が訳しやすい気が。
熟語が多い方が、訳しやすいはず。
「古い時代の日本語が、韓国語には残っている」とは言いにくいのでは。
さらに、文化摩擦を勘ぐるならば、
有名な日本語教科書の例文が、「日本語の起源は韓国語にある」だとか。
直訳ほど、恐ろしいものはない。
「岡澤は、こそこそ悪いことしている」が、"He is a stalker !" になるから。
つまり、文法が良く似ている分、
韓国語を安易に直訳した韓国人は、日本人の反感を買ってしまう流れ。
逆の現象が、韓国でも起きている。
文化摩擦なんて、おおかたその程度の問題が出発点で、発生するものだ。
ただ、多量の唐辛子は、確かに、
神経のCaイオン濃度を変化させるから、精神的に何かあるかもしれない。
最後に、ちょっと気付いた豆知識。
失敗したときの「アチャー」は、日韓でほぼ同じ発音を使うようである。
もう1つ、下らないことを思い出した。
韓国語で「はい」と言うと、オランダ語で「いいえ」と正反対の意味。
これは、亜友の出身地とは無関係で、
5年半程前に、『キテレツ大百科』の「カラクリ料理人」が停止した言葉。
亜友の友だちの、陽気な女の子。
中3の春にぼくがラブレターを送った彼女は、トルコ帰りの帰国子女である。
亜友がオランダ、彼女がトルコ。
すると中学2年C組のぼくの女友達は、ダッチワイフにトルコ風呂?
最近、「ビビンバハウス」が閉店した。
厚木の駅の近くにある、韓国人女性が経営する韓国料理店である。
話していると、韓国の発音が良く分かる。
「トンブリの実で作ったお餅」と聞いて期待したら、「ドングリの実」だった。
徐々に、ハングルも読めるようになり、
そろそろ韓国語会話もしてみようかと考えていたら、急に閉店してしまった。
韓国語の字幕付きの、日本語のアニメ。
最初から最後まで全部見ているうちに、あの速度でも半分は読めるように。
語学の勉強は、こうでなくちゃ。
地域密着型で国際交流をして、商店街の活性化と語学の習得の両立。
無料アニメを、見るだけじゃ意味ない。
「所詮暇つぶし」のつもりなら、韓国語のひとつやふたつ、覚えても良い。
□6 ドイツ語
ドイツ語を知って思いついたのが、
いろいろ言われている、バイト敬語の「○○になります」である。
何というか、ドイツ語の受動態っぽい。
be 動詞(ドイツ語ではsein)を、無理矢理受動態にするとこんな感じ。
ただ、冷静に言わせてもらうと、
「○○にございます」の亜流と考えれば、正しい日本語じゃない?
漆○さん仕込みの文法でいうと、
「○○になります」の「に」は、格助詞でなく、断定の助動詞連用形。
「○○にございます」の敬語を抜き、
「○○にあります」が訛って、「○○になります」なら良いのでは?
何故今さらドイツ語かというと、
某讃岐出身の助教授が書いた、エントロピーの本が原因だろうか。
準静的過程の説明か何かで、
「イタリアからスイスを通って、ドイツに行くようなもの」という話だったか。
何だか、これをやってみたくなった。
納得したのは、イタリアのジャム。
ジャムをイタリア語で「マルメッラータ」と発音する日本語にない展開。
このジャムを、ドイツ語にすると、
「マルメラーデ」と微妙に変化し、たぶん英語にすると「マーマレード」だ。
イタリア語より、はるかに英語に近い。
「今さら英語を復習する気にもならないから、ドイツ語で」は正しいのか。
しかし、いろいろ懐かしい話もあり、
体の「ケルパー」は、15歳の時に数学書「ガロア理論講義」で読んだ。
日本語で体、英語でfield の数学用語。
他にも尿の「ウリーン」は、22歳の頃に生化学の本で読んだ記憶があるぞ。
そうか、同級生が真面目に必要とする言語を、
特に必要ともしない落ちこぼれが、無駄に習得するアイロニーの愉しみか。
それで、教科書に書いてあるとおり、
「語順が日本語と良く似ている」と言われると、確かに似ている。
どうしてこんな現象が起きたのか。
ゲルマン民族がローマに侵入したとき、文字を持っていなかったからとか?
日本の事情から考えると、そうなる。
ドイツ語は、イタリア語を訓読して書き下したようなものじゃないのかと。
歴史ある言葉の方が価値があるか、
斬新な発想で選ばれた言葉の方が価値があるか、それを言うと苦情が来そうである。
英語で島は island 、半島は peninsula で、
ドイツ語で島は Insel 、半島が Halbinsel (名詞は全て大文字で始める)。
島国根性の insular を、改めて辞書で引くと、
糖尿病の「インシュリン」とは、島が島国根性で分泌しているからのようである。
内科医のなぞなぞは、日本人にはピンとこない。
「世界で最も小さな島は? −ランゲルハンス島−」は、日本語ではない。
他、ブラック・ホールの数学。
「現象数理」の授業で変分問題を解かされたシュバルツ・バルト半径!
ああ、黒い森ですか。
地図を見るとフランスとの国境部分の、ライン川沿いの地域のことらしい。
そして、「現象数理」
「この単位落とすと卒業できない」岡澤に、ノートを貸してくれた土矢君に感謝。
□7 フィリピノ語
言うまでもないことだが、
第8外国語くらいになると、既視感の塊というか、新鮮味は少ない。
スペインの旧植民地でもあり、
マクドナルドの店内のポスターも、"ng" で始まるあたりスペイン語かな?
勉強の動機は、当然だが、
10年前の、思い出のパトリシアを探しに行けたらいいな、という程度だが。
これで、日本の周囲は固めた。
韓国・中国・ベトナム・マレーシア・フィリピンで、1人6ヶ国協議ができる。
想像してみると、けっこう楽しい。
イタリア人と韓国人が、一緒に食事をする光景なんか最高である。
イタリア語で、チゲのことを、
「ミネストラ di ペペロンチーノ」などと表現すると、印象がだいぶ違う。
また、韓国人は韓国人で、
「パスタは、チョッカラク(韓国の箸)の方が食べやすい」とか、主張しそう。
少々、自慢しておくと、
これで kiroro の「長い間」は、日本・中国・フィリピンの3ヶ国制覇。
探してみると、意外に多い。
夜のパブで、アジアの女の子たちと一緒に歌うための、J−POPのカバー曲。
"I love you." が "Mahal ga kita."
「愛している」が、「ま、春が来た」なのは、タガログ語のデフォルトの設定?
家の近くに、Mini-stop がある。
あの店で必死に売っている「ハロハロ」は、フィリピノ語のようである。
日本人には馴染みやすい発音。
ヨランダ(旧姓)が演歌歌手というのも、何だか頷けるような発音体系。
小学5年音楽の和坂先生によると、
発音が最も汚いと言われているのが日本語で、次がフィリピンかどこかじゃ・・・・・・。
だから、海外歌謡曲の入門編。
イタリア語の歌では、歌手の力量は関係なかったが、ヨランダやジェイの、歌唱力。
□8 ギリシャ語
人生の、かなり初期に登場する。
小学2年の時に、θを何と読むのか、公文の先生に調べてもらった気が。
正解は、「シータ」なのだが、
大人ですら読めない文字を、子どもに教えようとする公文式学習ってすごいね。
もっとも、会話はできない。
ラテン文字以外で、初めて全部の文字を覚えたのは高校1年の夏だったと思う。
ああ、某数オリメダリストは、
E−mail の末尾の署名を、キリル文字(ロシア語)で書いてくることで有名。
高校時代からそういう奴だが、
大学で選択した第二外国語は、ロシア語ではなく、フランス語だった気がする。
数学者は、多用な文字を使う。
中3の夏に買った「ヒルベルト23の問題」では、ヘブライ語と遭遇した。
連続体の濃度に「アレフ」を用いる。
ヘブライ語の第1番目のアルファベットで、おそらくは某宗教団体と同じ。
その記事を書いた数学者によると、
この文字は、エジプト神聖文字ヒエログリフの、「鷲」文字と同じ発音で・・・
数学科のぼくは、弱冠14歳にして、
ヒエログリフの「鷲」と「牛」の存在を、目の当たりにする羽目になった。
世界には複雑な文字がたくさんあり、
初めてのタイ語には、親戚の教授に「水草のスケッチですか」と、思わず。
フォークダンスの、「マイム マイム」。
これはイスラエル民謡で、マイムはヘブライ語で「水」の意味らしい。
中東地域の言葉という意味では、
日本の歌謡曲の「サライ」は、ペルシャ語で「小さな宿」の意味という話。
ちなみに、先の数学書では、この先に、
セム語の話と、英・独・ヘブライ・ヒエログリフの4ヶ国語の表がある。
数学者は、こういう知識を標準装備。
ぼく自身、大学で選択した第二外国語は、ここでは解説していない中国語。
□9 アラビア語
「アラブの春」に関連して、偉大な発見をした。
アラビア語圏のネットユーザーは、このサイトの awazako を「おかざわ」と読めるはず。
いちいち翻訳していないので内容は不明だが、
awazako 検索をすると、タイ語がでてくることもあるし、アラビア語が出てきた時期もある。
「アラブ人は、このサイトが読めるのかなあ?」
「とりあえず、awazako が貴男の名前だということだけは分かります。同志よ」
「同志と言われても・・・・・・」
「貴男は最愛の恋人の仇−公文−を、ユダヤ人に喩えて攻撃している」
「確かに、個人的にはイスラム寄りですが」
「さらに貴男は、大学時代の恩師をムハンマドに重ねていらっしゃる」
「貴男には3人の妻を娶る資格がある!」
「神よ・・・・・・」
小川三四郎探偵事務所
代表取締役社長 岡澤代祐
sanshiro@sastik.com
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