京都大学カンニング事件


 ある日、京都大学は急に、謝罪会見を開いた。

「今回の事件の原因は、本学の卒業生、河合隼雄君の『心のノート』であると判明しました」







 <<解説>> by 小川三四郎探偵事務所


 だって、普通に考えて、それが原因だろう?

●織 「あの人は『数学科』の卒業生だから、数学者の連帯責任です!」
岡澤 「痛いところを突くねえ」



 19歳の浪人生の京大受験というと、ぼくと似た話。
携帯電話カンニングの練習と、円周率1000桁暗記は心理的難度も近いと思う

 ぼくの場合、東大受験動機は、
「東大入試ごときで落とされる奴が、学校法人を潰せるはずない」という確信がある。


 すると、「探偵としてやっていけるか」の、教養試験という色彩が強かった。


岡澤 「カンニングで捕まったって、将来の夢は何なの?」
犯人 「貴男のような探偵になりたいんです」

岡澤 「なら、教養試験のカンニング程度で捕まっちゃダメだよ。学力はあるんだろ?」
犯人 「それでも、カンニングで合格するのが、俺の探偵としての矜恃です」

岡澤 「その気持ちは分かる。ぼくに似ている」


 ちなみに、「探偵としてやっていけるか」の、専門試験

判事 「どうして、〔−18歳未満には明らかに有害な内容なので、自重します−〕ですか?」
岡澤 「上からの命令は絶対です





 さらに言うと、第2の原因は警察にあり、
警察だって、玲奈ちゃん殺しの犯人を、ネット上で堂々とカンニングしている

 例えば、「特集 ザ 岡澤 vs 警察」

 たぶん、あの頁への access 元も、警察で、
「どうして岡澤代祐は佐藤玲奈の『殺害情報』を入手したのか」調べていたと。

 堂々と教えてもらえばよいものを、カンニング。
一定以上難しい問題は、数学者の答案をカンニングするしかないのだ


 「心のノート」も、数学科卒業生が作成した答案か。
要するに河合隼雄が、「自分の頭で考えず俺に教えを乞え」と言っている

 さておき、大学の自治が崩れたことを思うと、
京都大学には、公文国際学園を非難する資格はないという結論に至る。






 テレビをほとんど見ないぼくは、
事件から10日も経って、テレビはこの事件を過熱報道していたらしいと知った

 確かに、新聞も一面で、NHKラジオも・・・
たぶんメディア幹部は、実行犯を岡澤の模倣犯だと思いこんでいる

 ぼくを逮捕することに失敗したから、
逮捕された犯人をぼくの身代わりに、スケープゴートにしたのだと思う。



 すると、下に書いたものとは別の司法取引。

犯人 「岡澤代祐の website っていうのを見たんです」
警察 「警察も、それは把握している」

犯人 「調書、取らないんですか?」
警察 「公の場でそいつの名前を出したら、大変なことになるくらい、君にも分かるだろう?」

犯人 「分かりました。それなら、ただのカンニングで処理して下さい」


むしろ、メディアは、この司法取引が気に食わずに過熱報道した可能性もある。













 イタリア政府と、マフィアのような関係。
政府系メディアは、小川三四郎探偵事務所が関与する事件を公表しない

 だから、警察発表もテレビも新聞も「目安」
地下に潜るつもりはないので、将来的には、どうなるか分からないけれども。



 警察は、絶対に発表しないだろうが、
ぼくの模倣犯だった場合、失敗の原因は「育ちの良さ」じゃないかな?

 自分の横顔に「育ちの悪さ」を入れ墨しても、
本当に育ちの悪い人間でもない限り、恩人を裏切る際には一瞬の躊躇がでるのだ。

 −それが逮捕される原因になる−










 以下、当初の小川三四郎探偵事務所の推理。




 大本命 : 小川三四郎探偵事務所に就職希望の大学生の犯行


 まあ、普通に考えれば、
「ペン型CCDカメラで画像を自動送信した」のだろう



 だが、単独犯で実行したなら、
「モールス信号発信器をノック部につけたシャープペンシル」だろう

 画像をテキストに変換するより、
直接モールス信号の方が誤字脱字が少ないし、カメラより安価で済む。


 モールス信号なら、プログラムも送れる。
自宅のパソコンにメールを自動作成させて、送信させることができるのである

 パソコンに投稿させると、足がつくから、
「ワン・クリックで投稿」メールを自動作成して、携帯に送ったとも考えられる。




 ああ、ぼくが描いた犯人像の正体が分かった。
「大学入試合格答案自動作成ソフトウェア」を完成させた、フォン・ノイマン


 つまり、騒ぎになるとかは全く関係無しに、
「自分の頭を患わせずに合格答案を作成する方法」に挑戦しようとしたのじゃないか。

「京都大学に合格しました」
「これで俺の次に頭の良い奴が出来た」











 この人は、警察に喧嘩を売っているのである。
警察に喧嘩を売る人が、「国」立大学を受験するという発想も妙なのである。

 そこまで高いカンニング技術があるなら、
京大入試なんかじゃなく、収入に直結する国家試験でやるべきじゃない?


 おそらく、真剣な受験生の犯行ではない。
そんな真剣な受験生なら、このカンニング技術を授けた共犯者がいるはず

 そんな不真面目な大人が傍にいるなら、
「Yahoo! 知恵袋になんか投稿しないで、英訳ソフトくらい探させろ」である。


 トイレの個室で下痢を装えば、簡単な犯行。
でも、今までにそれをやった受験生がいないのは、翻訳ソフトの性能の問題

 コンピュータは、まだ人間には勝てない。
犯人は、それを承知の上で実行した、数学や情報技術畑の人間だと思っている。



 岡澤の「回文作成プログラム『数学ガウス』」
小川三四郎探偵事務所への手土産に、「京大合格ソフトウェア」を作ったのだと

 なら、数学系を受験しなかった理由だが、
数学系の人間が、数学系に合格しても『何の面白みもない』からじゃない?


 場所、京都大学だろ?

本命 : 東京大学をクビになった 47氏の犯行


 あの人、東京大学の「時代錯誤社」の先輩とは、同じ研究室です。
ちなみに先輩の妹は、「数学科自殺説」の熱心な信者でクイズ界の女王でした

 世界って、狭いだろう?


●織 「何の真似ですか!」(←時代錯誤社員)
岡澤 「ちょっと本格的なインテリ芸人軍団





 「犯人は、都内の高校に通う高校3年生(18)」

小磯健二 「ぼくじゃないよ」
佐久間君 「だよな。動機も度胸もない」

夏希先輩 「佐久間君が、『犯人分かった』って」

佐久間君 「そう。京大受験AI、通称『ラヴ・マシーン』」
親戚一同 「京大受験AI?」

陣内侘助 「無理だね。だって、それ開発したの、俺だもん」





 真面目な受験生の可能性を否定するのが、
「センター試験は、カンニング無しで通過できたの?」という率直な疑問である

 それと、もうひとつ、
18歳や19歳だと、この騒ぎの後始末は、親権に服さなければならない屈辱もある。











 だから、最初から別の目的だったと思うのだが、
愉快犯なら、この程度の犯行は1人で完成させなきゃ、あまり愉快ではない

 愉快犯の具体例としては、


1 中学受験模試を受験した、現役東大生

2 高校生のマーク模試で、チョコレートを塗った現役東大生


 個人的に、今回の事件のイメージは、
そもそもが時代錯誤社の「殴り込み東大模試」の延長線上の犯罪にしか見えない

 それで、技術者47氏と岡澤との接点が、
時代錯誤社で「殴り込み東大模試」を受験した【ピクリン酸のお味】というのも。


「ぼくの後輩が、円周率10000桁暗記したんですよ」
「うちの研究室の大御所が、Winny の開発で逮捕されちゃったよ」
「円周率10000桁、時代錯誤社の岡澤代祐。ああ、○○君が言っていた後輩か」
「東大模試って、東大生でも受験できるんですよ。ぼくも受験しました」


 本人たちは愉快犯なのかも知れないが、
技術国日本の最先端技術と知能を持った愉快犯は、テロリストと区別できない





 「犯人は、都内の高校に通う高校3年生(18)」

小磯健二 「ぼくじゃないよ」
佐久間君 「だよな。動機も度胸もない」

夏希先輩 「佐久間君が、『犯人分かった』って」

佐久間君 「そう。京大受験AI、通称『ラヴ・マシーン』」
親戚一同 「京大受験AI?」

陣内侘助 「無理だね。だって、それ開発したの、俺だもん」



 すると、今回の推理ミスの心理的要因は、
「侘助役はぼくじゃない。高校生を教唆したのは47氏だ」という心の叫び?

 まあいい、やっぱり今回も侘助役はぼくだったというわけか。





 「こんなはずじゃなかった」愉快犯の場合は、
遊び半分で試験中に携帯をいじっていたら、運悪く誰も止めてくれなかったのである。

 でも、京大志望者が、海上保安官の前例は教訓にならなかったの?

 そして、不運な愉快犯だとすると、
精神的に追いつめられ、親にも隠し通せなくなるはずで、航海中ではなく後悔中だ

 家族に見放される前に自白するだろ。




 思い出したので追記すると、
現役時代、慶應大学の試験中に、試験官が岡澤の周りに集まってきたことがある

 「この近くで不正行為が?」と緊張していると、
10人近く集まった試験官の1人が、「体調が悪いのかい?」と岡澤に話しかけてきた。


 左手の震えである。


 最近は、指の運動の効果かかなり改善されたが、
あの時は、試験中に左手の震えが止まらずに諦めていた時である

 だから、けっこう分かるのである。










 だから、確信犯だと思っていて、
小川三四郎探偵事務所に向けて、自分の能力をアピールしているように見える

 それなら、名乗り出てくるかも知れない。

「受験のお守りとして買わされた妙なペンに、カメラが付いているとは思わなかった」

誰が upload したのかは知らないと言って、警察と喧嘩するつもりなのかもしれない。


 だから、未成年者は不自然なのである。
未成年者は、警察と喧嘩して勝てても、親と喧嘩した場合は勝てないはずだから

 家庭裁判所に連れ込まれたら、格好悪い


 そして、この「格好良さ」というのが重要で、
携帯電話をポケットで操作するのは、今ひとつ格好良くない気がするのである

 これだけ、世間をなめきったことをやるなら、
「カンニング道具も堂々と机の上に出しておく」くらいの潔さが必要だと思う。

 万が一、行動を不審がられたら格好悪いから。


 格好良さ、言い換えると覚悟である。
犯人には「投稿のためなら試験の点数を犠牲にする覚悟」があっただろうか

 投稿自体は、難しくないと思うが、
「寄せられた回答」を読むのは、けっこう危ない橋だと思うのである。

 それだけで、十分気が散るはずだ。
この「気が散る」という要素が、試験の点数を悪化させるはずである。



 「記念受験だから、落ちても構わないから投稿してみせたい」自己顕示欲。


 それにしては、何度も繰り返しているので、
「試験には影響しないようにプログラムを組んでおいた」と考えるのである

 それで、他の受験校はプログラムの動作確認用。


 本人公表のプロフィールは、撒き餌のように見える。
ただ、ぼくの website 人気から、年齢は本当に18歳かも知れない。








 −しかし、なんで京都大学?−

元ネタが「Death Note」なのか、京都府警への報復か。


 名前の方も Death Note じみていて、
「行くぜCIA」を、「ローマ字にして逆さ読みする」というのが、awazako と同じ発想。

 ところが、昨夜、もう一つの読み方を発見した。
ai は人工知能で、cezuki は、C・(eのz・u+ki乗)で、微分方程式の解じゃないか?


 −いや、この微分方程式自体には特に意味はない−



 すると、この名前は、「AI が止まらない −鈴木早智子−」

微分方程式も含めて、ぼくに当てた犯行声明かもしれない。














 <<目黒夫婦殺害事件>>

 2011.2.11. 犯人が逮捕されたとの報道。
「バスか電車かホテルを実名で利用したのだろう」と推理したら、その通りだった

 税金を払うだけの人には意外かも知れないが、
「無理なものは何やっても無理」で、このミスがなければ事件は迷宮入りしただろう。


 それよりも、個人的に不思議なのは、
なんで警察は、「高速バスを実名で利用した」事実を公表してしまったのかなあ

 勾留理由は、開示されねばならないが、
被疑者が弁護士を雇って逮捕前に必死に争ったという話もないし、何でだろうと。


 そこで推理。


 あれだけ、入念な犯行計画を練った被疑者。
たぶん警察は、否認する被疑者を追いつめる切り札として夜行バスの話したのだ

 被疑者本人に喋ってしまった以上、
マスコミに隠しておくと後々面倒になるから、「被疑者は高速バスを実名利用」と公開。

 被疑者の間抜けさが珍しいのではない。
その被疑者の間抜けさを公表してしまった警察の判断が珍しいのである



 だが、今の時期にそんな話を公表すると、
内村の母親が逮捕された時に、この website の警察批評が注目されるだけだと

 あ、警察が逮捕理由を公表した理由が分かった。
岡澤が裏社会の権力と癒着しないように、岡澤に一生懸命ゴマをすっているのだろう。





 ただ、動機まで推理すると、
実は被疑者は迷宮入りした殺人事件の被害者遺族で、このウェブサイトを見たとか

 被疑者の年齢が、まあ微妙なとこだが、
同じ被害者遺族である息子さんから、「警察を告発するサイトがあるんだ」と教わったとか。

 自分には、犯人の告発はできないが、
「警察の無能さを実証するくらいのことはできる」と、高速バスに乗り現場に走ったとか。



 思いつきの推理だったのだが、
昔の記事を読み返して、面白いことにもう一つ気付いた。

 1月10日の犯行である。
「何でわざわざ、110番の日を選んで高速バス?」



 さらに、調子に乗って推理すると、
百貨店の店員を装って老婆を殺害したのは、「罪と罰」のラスコーリニコフのようだ

 だから、なおさら政治的確信犯に見える。
「罪と罰」からの連想でゆくと、漫画「Death Note」の主人公の心性にも似ている。


 確かに、Death Note 的な殺人である。
金持ちの老夫婦の住所も、逃走経路も、Death Note に書かれた感じの用意周到さ

 ぼくが、比喩として用いた Death Note なら、
誰かが殺人系裏サイトに、犯行計画を up して志願者を募っていた状況が目に浮かぶ。

 すると、もう一つ納得できることがある。
2010年の暮れに、この website に集中したアクセスの一つは、この殺人系裏サイトだ。



 ただし、世界的には聞き慣れた話で、
政治的・宗教的確信をもって、仲間に依頼された殺人を実行するテロ志願者の話

 まさか、逮捕されたの、数学畑の人?



 わざわざ訂正するほどでもないのだが、
娘さんは殺されたわけではなく、「入院中」ということである。

 「入院費用」・・・・・・は、直接の理由でない。
そんな単純な動機で、ここまで本格的な計画を練り、間抜けなミスで捕まったのは不自然。


 例えば、同じ「入院費用」が動機でも、

 娘さんがストーカー傷害事件の被害者で、
「警察のせいで娘は怪我したんだ。入院費くらい払え」と警察に抗議して、追い返され逆恨み



 何だか、耳が痛いなあ。
ああ、「警察で金を借りる」も「ストーカー」も、この website がヒットしそうな単語だ!

 うーん・・・・・・













 岡澤は、脱法的な司法取引の存在を疑う。
2007年以降、4年間に起きた殺人の容疑者が、誰もこの website を知らないとはねえ・・・・・・

 だって、これだけ数のある冤罪事件を思えば、
犯行動機くらいは自由に操るくらいの取り調べがなされていても、不思議はない。



 「岡澤代祐の website っていうのを、見たんです」
 「追いつめられると、あるんだよ。それは、幻覚じゃないのか?」

 「いえ、本当に見たんです」
 「裁判の場でその人の実名を言ったら、名誉毀損罪もつくのは覚悟しているんだろうな」

 「もしかしたら、幻覚だったかも知れません」



 真相を知りたかった秋葉原事件の遺族だが、
申し訳ないが、真相はインターネット上に落ちているので、ご自分で検索して下さい

 そこで、思いつく話を挙げておくと、
岡澤と同年齢近辺には、やたら殺人事件が頻発しているという事実がある


 中学2年時・・・神戸連続児童殺傷事件

 高校2年時・・・17歳の犯罪が話題になる


秋葉原の事件も、他の通り魔事件も、「同年齢」か「同年齢+1」に集中している。



 公文式学習? 学校? 食生活?
いや、岡澤の推理だと、「阪神大震災と第二次性徴の開始が重なった世代」だ

 心理学的な、ミスプリンティングで、
5000名を越える死者という報道の興奮と、性欲を勘違いしたとしたら何の不思議もない。


「そんな理由で、息子は殺されたのですか?」
「玲奈ちゃんだって、似たような理由で殺されました」





 なんで、このタイミングで、しかも河○塾仙台校の近くで、大震災?
「ぼくの青春は、震災に始まって震災に終わるのか」と、妙にシュールな気分である


 1995.1.17. ・・・・・・ 小脳出血で緊急搬送される前日。11歳。

 2011.3.11. ・・・・・・ 公文国際学園が倒壊する、えーと、6日前? 27歳。