探偵の ハニートラップ candy trap


 下北の A sign Bar で、同年代の男に話しかけられた。 (2011.4.20.)


大本命 ・・・ 公文国際学園1期生 S.S. (4期同級生Sの兄者)

対抗馬 ・・・ 公文国際学園3期生 S.S. (*)

 穴 ・・・ 公文国際学園4期生 S.W. (*)


大穴 ・・・ 公文国際学園とは無関係。


(*)・・・・・・苦情は、ファースト・ネームを名乗った張本人に言って下さい。



 <<解説>>


 この、公文国際ラヴの、野村の社員は、
「公文国際学園関連の web 告発の削除」に、ぼくを六本木の会員制クラブに誘拐しようとした

 ちなみに、先輩の住所は公文国際学園のすぐ近く。
中学1年の頃に聞いた気がする。思わず学園の側に家を買ってしまった、公文ラヴ家族


 でも、野村なんて書いて大丈夫なの?
うん。真面目な話、ぼくの祖父の妹は野村の元重役の妻だから、怒られはしないと思う




 いや、待てよ。国会でも叩かれた野村だろ。
6月の同窓会総会の前に、総会屋の紹介を頼んだというのが大本命か

 「俺たちの同窓会に、厄介な衆議院議員の私設秘書がいるんです」
 「ほう。それは面白い」

 「つくづく運が悪かったようだな。ボスは旧大蔵省出身なんだ・・・」
 「同窓会役員の先輩が、総会屋への利益供与で捕まったら面白いな」






 しかし、奴は何故、「サトシ」なんて名乗ったのだろう。
勤務先が野村だとか、お喋りが過ぎただけにしては、誰も事前に注意しなかったのか?

 黒幕 「待ち伏せなんざ卑怯な真似するんだ。そのくらい手土産に持たせてやれ

男だねえ。


 たぶん、黒幕の思惑としては、
裏社会への挨拶を怠った証券会社業界への見せしめに、野村の社長の証人喚問

 岡澤と背後の人たちに花を持たせるつもりで、
サトシ兄さんを、「裏社会の走狗」として、下北沢の Bar に待ち伏せさせたということか。


・・・

・・・

・・・


 分かった。
「続 公文国際学園で裁判しよう」で予想した通り、内村陽子は消息不明なのだろう。

 それで、内村兄弟からその話が広まって、
「ついに岡澤も暴力団に頼んで内村の母親を消したんだ!」と、不評の嵐なのだろう

 ああ、その不評の嵐は、聞こえてくる。
TAMAKI 扮する Aura911 さんも、4月の最初にえらく不機嫌な様子だったし。


 ぼく自身、驚いていたのだが、
「続 公文国際学園で裁判しよう」は開設48時間以内に、Google 上位に入っていた。

 公文国際学園の卒業生が、驚いたのだろう。
「今になって内村の母親殺害を言い出した岡澤が、内村の母親を誘拐しているはずがない」

 彼らは、ぼくが先に暴力団を雇ったと思ったから、
ぼくへの対抗意識で暴力団にぼくの誘拐を頼んだが、ぼくは内村陽子誘拐犯でなかった。




 黒幕がぼくをどう評しているか分からないが、
内村の両親が入った一斗缶があっさり発見されたことをみると、1次試験は「合格」か















 さて、もう少し考えを進めてみると、
2009年の12月頃に、公文学園同窓会の website 開設の話があった気がする

 ぼくは、入室パスワードを知らない。

・・・

・・・

・・・

いつの間にか「岡澤対策」裏サイト化した可能性に、3000点


 4期生にとって、1期生女子というと大人の女だが、
ここ数年、ぼくのことを「年上扱い」して言い寄る、1期生と同い年の女子急増中

 1 彼女はぼくを誤解していた
 2 彼女もぼくを誤解していた

 ということを考えると、web 告発の削除も建前で、
「岡澤君の弱みも握らないうちは、亜友との結婚を祝福する気にもならないわね」

 という、清く正しく美しい本音が見える。
何しろ、14年前も嫉妬心に煽られた彼らの母の医者の妻が、誘拐殺人事件を起こした

 そんな公文学園同窓会の掲示板を見ていたサトシ兄さんが、
同級生女子の歓心を買おうとして岡澤の誘拐計画の誘いに乗り、見事に失敗したあたり?


 でも、ぼく、1期生の女の子を口説いたりしないよ。
と思いきや、2010年の3月に、平然と「口説き」のような手紙を、送りつけた形跡が

 すると今回は、露骨に1期生からの報復か。


 でも、でも、2期生や3期生は敵に回したかというと、
「純愛の真実」を見るかぎりだと、ああ確かに、先輩女子を口説いたも同然のようだ

 でも、でも、でも、後輩たちを敵に回したかというと、
5期生男子を敵に回しそうな話も、 8期生男子を敵に回しそうな話も、心当たりが。

 「岡澤さんを六本木に拉致する計画は、同窓会が全会一致で採択しました」

そうか。俺の女宛の手紙は、全て共有されているわけね。


 −見栄と嫉妬と劣情だけで国政に横槍を入れた公文国際学園同窓会−


黒幕 「日本の文教利権は全部お前にやる。だから、二度とこんな学校を設立させるな」












 <<推理レポート>>


・ 演習問題 其の1


岡澤 「良く来るんですか?」

兄者 「そりゃもう、週に何度か」

岡澤 「へえ。ぼくの方は、4ヶ月ぶり近いんですよ」

ハルナ 「本当にもう。岡澤さんなんて、いつ来るか全く分からないんだから」





・ ポイント其の1

 ぼくが聞きたいのは、通う頻度ではなく、「お前、Bar 通い何年目?」


 ハルナが、ぼくの名刺を欲しがるのはよい。
この時「俺も1枚」と言うのはOKだが、自分の名刺も相手に差し出すのがマナー

 だから、「良く来るんですか?」と聞いた。
デキる男なら、「いえ、Bar 通いは初心者なので、非礼があったら教えて下さい」と答える。

 すると、ぼくも上機嫌で名刺の有無を聞くだろう。


岡澤 −ダメだ。初心者だ−


 この段階で、状況はほぼ確定。
ぼくへの紹介をハルナに頼んでおいて、足しげく通ったわけである













・ 演習問題 其の2


岡澤 「どこにお勤めなんですか?」

兄者 「野村(大手である)」





・ ポイント其の2

 ぼくが聞きたいのは、名刺を差し出せない理由


 実は今は無職だとか、ブラック会社とか、
探偵を待ち伏せするのも仕方ないと、納得できる理由を聞いているのである

 ぼくの親戚に、野村の元重役がいるのは想定外としても、
新宿勤務という野村の社員なら、「むしろ名刺見せろ」の突っ込み待ちである。


 そもそも、Bar での名刺マナーの原因は、
無職だとか、失業保険で飲みに来たとか、いろんな人が飲みにくるからである

 そもそも、無職なのか探偵なのか名刺では判別不能。
そのぼくに対して、「俺は野村勤務だ」は、見栄と虚栄心たっぷりの嘘である。


岡澤 −Bar では許容範囲内の嘘だけどさあ−













・ 演習問題 其の3


岡澤 「大学時代の同級生には、さんざん馬鹿にされて」

兄者 「大学、どこ出たの?」

岡澤 「どこだと思う?」

兄者 「駒場?」





・ ポイント其の3

 ぼくが気にしているのは相手の学歴ではなく、名刺を出さないこと


 このやり取りで、兄者は東大OBでないと判明。

 会話は、ここで東大と野村が予定調和するが、
何を思ったか、「俺にも東大卒の友人がいる」と、内閣府の名刺を見せてくれる

 そこで、同業者が内偵にきたのかと納得するも、
その内閣府の名刺は友人のだから返せと。お前、自分の名刺入れ持っているじゃん


 書いていて、真相にようやく気がついた。
兄者は、「こいつ、野村の名刺に興味ないのかな」と思い込み、内閣府の名刺を見せた。


岡澤 −女たちは年収に妥協して、この態度を許すのか−















・ 演習問題 其の4


岡澤 「友達に欲しいのは、医者と弁護士とヤクザって言うからねえ」

兄者 「そうそう、そういうものなんだよ」


岡澤 「ぼくの友達にも、東大法学部で銀座のホステスがいた」

兄者 「意外にいるんだよね!」







・ ポイント其の4

 このタイミングで奴がトイレに立ったので、ぼくは「お会計!」


 ぼくは、酔って自慢話を始めたのではなく、
あまりにもマナー知らずの相手に、酒の席について「説教」を始めたのである

 奴は、ぼくが酔って自慢話を始めたと思い込む。
次の店に移動しようとトイレに立ったから、奴への説教は無駄だと思って会計を頼む。


 −どこの27歳が、30歳の酔客相手に説教を始めるんだ!−

リサ店長 −言い忘れていましたけど、岡澤さんは、そういう人です−

ハルナ −だから、誰も岡澤さんの27歳を信じないんですってば−

マキ −岡澤さんの27歳を疑いもしない時点で、スパイ確定ですよ−



可哀想に・・・・・・




岡澤 −友人にヤクザは欲しくても、お前みたいな三下は要らない−




























 <<後日談>>


 ファースト・ネームまで偽ったようにも思えず、
公文国際学園のOB名簿を遡ったところ、同期以上の学年で3件がヒット



1 4月以降、ぼくの「良く行く店リスト」が検索上位に出てくる。

2 5年前のぼくも、公文国際学園時代の女友達の兄の大学に押しかけた。

3 4月以降、「2」の「別れさせ工作の奇跡」も検索上位に出てくる。

4 4月中に、公文国際学園の4期同級生S田さんに宛てて書いた手紙。





 確かに、ビジネスの流儀は一流でも、
ぼくのホームグラウンドに、アウェイの流儀を持ち込んで勝てると思ったのが間違い。

 探偵は、常にアウェイに身を置いて戦う。
先輩だか何だか知らないが、ぼくの真似するなんざ100年早いわ









 ちなみに、今回の去り際は、

岡澤 「あー、久しぶりに来たから、800円はチップで良いよ」
ハル 「いいですよ、そんな」
岡澤 「そのうち、ハルナさんの胸の谷間に、札束突っ込んであげるから」

ハル 「親父くさっ」

こう言っておくと、釣りの800円くらいでどうこう言ってはこないのだ


 この科白を解釈すると、
「親父くさい=自分の父親も、自分と同い年の女の子に同じこと言ってそう」

 だから、20代で独身のぼくが言うと、
「岡澤さん、良い父親になるんだろうなあ」という、印象を与えるわけである。

 意識して出た言葉ではないが、
ぼくを偵察しに来た相手に聞こえていたら、彼の鼻白む瞬間だったと思うのである。


日本文化的翻訳機 : 岡澤 「余計なお世話だ」


 その後、sanshiro アドレスには何も届かない。
最後の、「余計なお世話だ」という言葉だけは通じたのかもしれない。

 すると、ハルナさんに言わせると、
「まだ 30 歳なのに岡澤さんに喧嘩を売った勇気は凄いと思いますよ」あたりか

 だったら、もっと早く忠告してやれよだが、
「お店の売り上げに協力してくれるんだったら、私たちはそれで良いんです」


 −社会勉強だったと思って下さい−



 ちなみに先の岡澤発言は、年とともに進化する。
「人からもらった物をむげに扱うもんじゃない。お金は大切にしないといかんよ」

 文化と教養は探偵の必須科目。
「名前をなくした女神」に育てられても、親には感謝するもの。












 あ、さらに気がついた。
ぼくが財布の中身を隠す一方で、先輩は多分、ぼくの分も支払うつもりだった

 ぼくの会計のタイミングも絶妙だが、
単に訳の分からない男の前で、財布を開くのが嫌だったからである

 これは、日常的マナーの問題。
だが野村勤務自慢の先輩は、人前で財布を開くことでしか実力を発揮できないのだ

 −Bar のマナーの重要性を、身に染みて感じた−





 最初に、サワー好きをアピールされ、
シークワーサーの話題も出たが、ぼくと打ち解けあおうとするなら、焼酎か泡盛じゃないと。

 「碁打ち『鳥飼』馬鹿のうち」というが、
公文国際学園時代からヘビードランカーのぼくは、本日2軒目にして、米焼酎をストレート。


 接待の基本として、強い酒は酔いが早く、弱い酒はトイレが早い。


 酒に強いぼくは、通算7杯目にして頭の回転は早く、
先輩がトイレに立った隙に会計を頼んで、戻ってきたときには、5000円札を出したあと

 −衝撃だったろうな−

「敗因は何ですか?」
「大学時代と営業接待で酒を鍛えた俺でも、公文学園時代に酒を鍛えた奴には勝てない」


 この話を聞くと、STOP 未成年者飲酒も、
営業系の民間企業による、就職説明会解禁の低年齢化防止にしか聞こえないなあ。

 だって、増殖する企業の営業活動って、
そもそもが社会の肝臓ガン細胞で、肝臓ガンで個人が死ぬか、社会が死ぬかの違い

 接待で癒着したせいで、倒産が転移する。


「数学だけじゃなく、酒の量でも岡澤には勝てないのか!」


高校1年時の羽生と同じことを言うのか・・・・・・














 さらに、同級生を三馬身引き離す後日談。
ぼくは6日後の火曜日、花束を買って、店のリサ店長のところに持っていった

店長 「ええーっ」
岡澤 「普段から客にマナーを守らせて、店を切り盛りしているリサさんのおかげだよ」

岡澤 「とりあえず、『くら』をストレートで」


 これ以上書くと、「入店禁止」になりそうなので、終わり。