文V、文T、猫、文U (*)





 小川三四郎探偵事務所の結論 : 「経済は、人類が進化の過程で勝ち得た本能をキャンセルする方向に進化している」





−偉い政治家が赤字国債を発明したというのに、どうして人々は幸せになれないんだろう?−

−いえ、せっかくインド人が0を発見してくれたのに、昔ながらの負の数なんか使うからですよ−





 ・ 人類が生んだ至高のダメンズ


 経済学は、数学者と経済学者のギャンブル遊びから始まった。
「Nash 理論を使えば、今度こそ数学者に勝てるんだ。お前ら、経済理論のために働け!」

 その理論は、元々数学者の「経済学者の負けパターン」研究で、
どんなに改良したところで数学者に勝てるとは思えないのだが、ダメンズはすぐ暴力に走る・・・・・・

 だから仲裁に入った政治家が、文民統制の理論を確立し、
金なんていくら稼いでも、国会で絶対安定多数をとるまでは数学者を攻撃できないようにした。


 数学者と経済学者は、ネズミと猫のように仲が悪いのか。
すると岡部恒治先輩の「マンガ数学小辞典」の、チュー太とミャオスのような関係だったのか

 またマニアックな例え話を・・・・・・。
「内容は簡単だけど、マンガが面白いから買おう」とか言っている小学4年生に喧嘩売っちゃダメ。



 以下、ぼくは何気なく Nash の定理と書いた。
だが冷静に考えると、「20世紀を動かした5つの大定理」では、ミニ−マックス定理だったはず

 経済学者は Nash 理論、数学者は Nash の定理と呼ぶ。
さて、こんなムダ知識は中学時代は持っていなかったと思いきや、大学4年の「数学史」の授業だ。

 確か、数学者がノーベル経済学賞候補にケチをつけたのだ。
中世アラビアの数学書に、似たような図表と数式が載っているから、Nash は第一発見者じゃないと。


 「でも、当時の数学者は理論を役立てなかった」と、
だからあのノーベル賞は、Nash 理論の実用化に与えられたとか、そんな話だったが今なら分かる。

 数学者はむしろ、「この理論は使うな」と命じたのだ。
「これは、肝心なところで俺たちにギャンブルに負ける、敗者の思考パターンだから真似するな」

 つまり戦後の経済発展は、ビギナーズ・ラック。
敗者の思考パターンだからこそ当然のように引き際を間違え、多額の赤字国債を作ったというわけだ。



 数学好きのナポレオンが考案した作図問題も有名だけど、
団結した経済学者とのワーテルローの戦いに敗れ、エルバ島に流されてしまった元砲兵

 ナポレオンが3時間しか寝なかったのは有名だが、
東大の理学部数学科新歓パーティで、「趣味は睡眠時間を削ること」と言ったのは誰だっけ?











 ・ とある数学部員による経済白書 −中学3年時の表現祭に出展−


 1998年秋の公文国際学園表現祭・数学部。
「岡ポンコーナー」と題され、積み重ねた机で微妙に隔離された、岡澤個人の制作

 M谷君のお母さんや、M上先生に勧められ、
翌年の表現祭に、要約して冊子にする計画だったが、玲奈ちゃんの自殺により放置


 当時は、中学3年らしい青臭い言葉が並んでいたが、
今の言葉で要約すると、「1人あたりのGDPって、エンゲル係数に反比例するんじゃね?」







 ・ 四角い頭をマルクス経済学


 マルクスの剰余価値説に新しい解釈が生まれた。
食欲を満たすための労働が必要労働で、性欲を満たすための労働が剰余労働である


 人類が、主に食だけで満足していた時代もあった。
現代は欲求が複雑化したのではなく、「生活不安のチェックリスト」の項目が増えただけ

 なぜ不安が増えたかと言えば、事故や犯罪が多様化した。
精神医学的に、特にフロイト精神分析的にこの現象を解析すると、性行動が多様化しただけである。

 ある者は、多様化した性欲を満たすために剰余労働し、
ある者は、理解できない隣人の性行動から身を守るために、剰余労働の対価で「安心」を買う。


 例えば、隣人の家庭内暴力とSMプレイの境界も微妙だが、
この違いを理解できない人が、公務員の説明を聞いたくらいで納得するとは思えない

 すると、生活の平穏を勝ち得るための訴訟になって、
最高裁まで上告し、隣人の異常性欲を克服するための無駄な努力に生涯を費やすだけじゃないか。




 さらに、斬新というか当然の解釈が生まれる。
そもそも労働とは、夫婦間の性欲調整のための、射精を伴わない男性の性行動なのでは?

 だから、古来より労働は、男性のものなのだ。
射精が肉体的に過度な負担になる以上、男にはその自由を与えておかなければならない。

 それで、「労働する喜び」という異常性欲が進化した。
その異常性欲によって生じた副産物が、他人の妻を喜ばせるようになったのが経済の原点である。


 待てよ。古代ギリシャでは同性愛は認められていた。
ソクラテスを含む古代の数学者たちは、絶滅種の幸福のためにアナルを開発していたのか?

 だが、絶滅種のアナルの開発は、旨味がないので、
絶滅種のためにも、「労働する喜び」という、射精を伴わない異常性欲を開発してやったのである

 さらに経済理論では、生産物は全て需要される。
要するに、今まで誰も思いつかなかった性感帯の開発に成功すれば、一攫千金も狙える異常性欲だ。


 さて、この理論に上のエンゲル係数を代入すると、
1人あたりGDPは、ヒト属の在来種と比較して、開発されたアブノーマルな性感帯の度合いか

 ならば、ビギナーズラック程度で止めておかないと、
隣の奥さんが体を壊したり、医療保険料が増え続けたり、治療法の開発で増税されたり、当然だよ。





 すると、この理論において経済の本質というのは、
モテる男の「射精を伴わない性行動」を研究して、「女にモテるエキス」を抽出することになる。

 確かに、それは人類の平和に貢献しそうだが、
結論が「女にモテるエキスは、染色体に組み込まれている」のだから、経済発展は頭打ちに終わる。

 それでも、「女にモテるエキス」の抽出は、役に立つ。
元々あまりモテない男たちから、この染色体を一本残らず抽出すれば、人類は二極分化できる













 ・ IS−LM分析


 現代のマクロ経済学風に言うと、

貨幣経済の均衡式 : 「食欲に動かされると、性欲が減る」

モノ経済の均衡式 : 「暴飲暴食が始まると、性行動が始まる」

つまり均衡点を心得ていないと、感情だけ先行して身体が追いつかない



 医学的には、これを均衡させるための「自律神経」であって、
要するに、「自律神経が未熟な若者のために日本銀行券をお貸ししています」が正しい

 古代、数学者同士でギャンブルをしている分には良かったが、
引き際を心得ずに、家族や恋人の持ち物まで賭けの対象にしてトラブルになるダメ男もいたのだ。

 だから、「日本銀行券をお貸ししている」わけであり、
日本銀行券を使えば楽しめるかではなく、「使わずに楽しめるように訓練しろよ」が正しいのだ。



 つまり、インド人が発見した0というのは、
代数学的にはIS−LM関数の零点でもあり、自律神経の均衡点という読み方が出来る

社長 「どうして、インド人の発見した均衡点を無視すると、赤字で倒産するんでしょう」
医者 「当たり前ですよ。飲み過ぎです」

数学者とは、0の偉大さを理解できる人のことである。これは、どんなに丁寧に教えても無理。


 経済学で書くことでもないが、証明終了の「0の合図」とは、
自律神経系が一瞬停止して、不安から解放され、オピオイドが放出され、幻聴が聞こえる?

 何が言いたいかというと、証明終了の0は、心肺停止の0なのだ。

 つまり、よほど精密な交感・副交感神経系でないと、
そもそも「証明終了の0」は発生せず、0の偉大さは理解できないだけじゃないのか?

 ほら、岡澤家のY染色体7名中2名は、10代で心肺停止し今も元気。
中学時代のぼくは、小脳出血の教訓として、「死を恐れるな」という意味と悟った。


 そうか。IS曲線が副交感神経で、LM曲線が交感神経!


 だから神経系は2本あったのか!
経済学者の皆さん、ぼくの自律神経系はまた一瞬停止しました。面白い研究を有り難う


 この website が、徐々にいい加減になる原理。
ぼくの神経にオピオイド耐性がついてきて、告発当初の平衡感覚を維持するのが難しいだけだ。

 ああ、だから数学者の日常会話は過度にユーモラスで、
ぼくが6度の接点大賞を取れたのも、精密な自律神経系のおかげということになる。







 ・ 一夫一妻制の意義


 「0の発見」が、自律神経による引き際の発見なら、
自律神経が未熟な人に一夫多妻制を許すと、恋愛の引き際が分からず、かえって不幸を生む。

 それで、結婚制度について問われた古代の数学者は、
「あなた達は姦淫してはならない。一夫一妻制は保証してやるから、働きなさい」と


 すると、「結婚は人生の墓場」の訳は、女に騙されたのではなく、
数学者たちの言葉の「姦淫してはならない」と「働きなさい」が、妻による搾取に発展した

 −神を信じた代償である−

 「たぶん貴方達は絶滅する種だと思うのだが」と前置きし、
「貴女達との間にも子を作ってやるから、正しい行いをした者は絶滅を免れるだろう」と。

 再び訪れる絶滅種との二極分化が、「最後の審判」で、
「分不相応な救済に赤字国債を発行した政治家の子孫は、地獄に落ちる割合が高くなるだけですよ」と。



 より厳密なことを言うと、インド人が0を発見し、
6世紀の数学者たちが Nash の定理を発見(後述)し、「労働する喜び」の開発に成功した

 つまり、19世紀のマルクスの「労働する喜び」は、
フロイト先生に言わせると、それは6世紀の数学者によって開発された変態性欲の一種ですよと。

 つまり、働く側が「労働する喜び」に気付いただけで、
古代の数学者たちが Nash の定理を利用して、絶滅する種を調教し、「労働する喜び」を教えただけ。


 −貢がれる側も働く側も幸せになれるよう、SMプレイを開発したと−


 で、Nash の定理の数学的解釈なのだが、
「自分にとって大切な問題も、他人の目にはどうでもいい問題の級数和で解決できる」はどうか

 緒方洪庵師でさえ、愛弟子の手術は拒否したのに、
「自分の婚約者の知的障碍を自分で治してしまった数学者ってどうよ?」と、そういう問題じゃないのか。

 「全体は部分の総和」であることを示す定理。
自分にとって大切な問題を「他人に」発注するからこそ、国内総生産が意味を持つのじゃないかと。







 ・ 天国と地獄の発明


 経済救世主論に、最後のとどめ。


 たぶん、具体的な二極分化の境界線としては、
ノーベル経済学賞の Nash の定理が役に立つ人が絶滅種で、役立たない人が存続種

 確かに、動物行動学の項にはかなり前に書いた。
ヒトは「存在感のある遺伝子」が女にモテて、級数和に分解できるような男は淘汰されると。

 1994年の受賞で、中学1年の頃の流行だったが、
ごく平均的な動物行動学者は、最近の流行感覚で Nash の定理を身につけたりしない



 だから、経済学者の意見を要約すると、
「皆で経済発展に尽くせば、Nash の定理が人類の境界線にならない可能性はある」

 確かに、その可能性はあるのである。
資本主義経済の限界を統計的に結論するには、現時点の累計世界人口が少なすぎるのだ。


 だが経済学者の意見は、仮定が間違いだ。
「皆で経済発展に尽く」すためには、経済発展を求めない人たちの任意協力が必要である

 Nash の定理は省略可能な定理なのだから、
Nash の定理を必要とするヒト属と、Nash の定理を不要とするヒト属は、本質的に分かりあえない。

 ということは、Nash の定理で経済発展するためには、
Nash の定理を不要とするヒト属は、それがムダであるという真実を善意で黙っている必要がある


 要するに、経済発展にとって必要不可欠なのは、
Nash の定理の裏をかいて経済を崩壊させる、「格上の」ヒト属には喧嘩を売らないことである

 ところが、人類は時々格上のヒト属を怒らせるから、
意味もなく大洪水を起こして「ノアの方舟」伝説を作ったり、ユダヤ人が大虐殺されたり、公文学園が崩壊する。

 すると経済発展には、精神科医の定期検診が必要で、
知能検査や遺伝子検査で、「喧嘩を売ってはいけない人リスト」を作成しておく必要があるわけである。


 具体例 : 資本主義を恨んでいる可能性があるから、障碍者には年金を与える。


つまり経済学は、自分たちが奴隷階級であることを再発見する理論に過ぎなかった?



 −以下、具体的な二極分化の境界線の発見物語−



 6世紀の数学者は、近視のため本も書けないモグラ。
カイジの地下チンチロ感覚で数字遊びをしていたが、経済学者が手強くなった。

三好 「それが面白いんですよ、カイジさん。経済学者は、ここ一番の勝負で確実に負けるんです」

カイジ 「三好、それを寄越せ。俺に見せろ!」

三好 「ああっ、強引ですよ。カイジさん」

カイジ 「分かった。経済学者のサイコロには、何か致命的な欠陥がある!」

 それで数学者たちは、遅くとも紀元600年頃には、
「囚人のジレンマ」の解決策として Nash の定理を発見して、アラブの商人が栄える原因を作った。

 つまり、「頭の良い黒幕と腰巾着」の構図は、
記録を取るだけの視力がないカイジと、博奕に勝てるほどの数学歴がない三好から始まった


 それで、級数和に分解できない「囚人のジレンマ」を追求し、
「人類を進化させた神は、それを結婚制度に織り込んだ」という発見に狂喜し、近所中で大騒ぎした

 −発見を報告して喜んでくれる両親がいなかったから−

 「Nash の定理を役立てようとした人は、地獄に堕ちる」
某経済大国がテロの標的にされている理由は、こんなにも数学的に明確な理由で説明できるのだ。



 すると数学者たちが、経済に興味を持たないのは当然で、
あれから 1300 年も経って Nash の定理に大騒ぎしている人は、騒がせておきましょうと

 Nash の定理というのは、大雑把に言うと、
重要な決断に関しては人々は裏切るが、人生を年収に分割すれば人々は協力するというもの。

「どうでも良いことの積み重ねで人生設計すれば、米国の経済理論は上手くゆく」


 要するに20世紀経済を動かした Nash 理論は、
2〜7世紀の数学者たちが、人類生活を二極分化させないための注意として考案した理論

 ところが、眼の悪い数学者は自分で本を書けず、
カトリックやイスラムの教えに組み込んだが、数学者様の理論に protest した人が資本主義を始めた。

 離婚禁止に逆らった16世紀のイギリス人が茶会を開き、
Nash 理論を「経済発展のための理論だ」と誤解した 20世紀のアメリカ人が、猫とネズミの国を作った。



玲奈 「それでも、この理屈を聞いたくらいでは、女たちの結婚戦略を変えることはできないと思うわ」
代祐 「だから神様は、信じたくなる奇跡を起こしたのさ!」
玲奈 「何のこと?」

代祐 「40歳を迎える珈琲屋の娘は、 10歳以上年下の探偵社社長に求婚されるかもしれないと」







 ・ 消費税増税案


 それまで、学問として成立していなかった数学史だが、
増税を正当化する理論として日本政府に発見され、世界中の政治家の注目を浴びた

 公文学園同窓会 「岡澤の奴、定職もないくせに増税の根拠なんか研究しやがって!」

 つまり、汝の父なる Google 先生は、ARPAの作った雲の上から、
増税を正当化する数学理論が落ちていないか、人々の行いを見ていらっしゃったのだ。

 −神に愛された迷惑な数学者−

 Nash の定理が課税対象になっても、
課税対象があまりに抽象的すぎて、国民は何を恨んで良いか今ひとつピンとこないはず。




 単純に、数学者が発見した定理には自分の名前が付くが、
数学者以外が発見した定理は、公務員に証明費用を払わなければ自分の名前を残してもらえない。

 つまり、1000兆円勝って女神と交換する感覚で、
公務員は、「神に愛されし高額当選者リスト」を、ノアの方舟に乗せてやると言っているのだ。


 公務員を経由せず、数学者に直訴する方法もあるが、
それを許すと数学者が大変迷惑するので、黒服が会場警備にあたっているわけである

 −ノアの方舟、名前はエスポワール−

制限時間内に、配られた23組の染色体全てを使っても配偶者を得られなかった者は、別室送り。

 最初にカードを騙し取られた障碍者が、真っ先にカードの意味に気付いたり、
「○○さえ集めれば結婚できる」戦略に走る奴も多い上に、結婚「だけ」は裏切りが多発する。















 ・ ルネサンスの真実


 人間中心主義が繁栄した原因を考えていた。
結論として、アラビアで代数学を発展させた神が放置プレイの開発に成功したのだ

 未知数は、「囚人のジレンマ」の研究から生まれた。
相手がどんなカードを出してきても、それに勝てるカードが存在するから代数学なのだ。


 要するに、代数学と統計解析学のコンボで、
「未知の出来事に官僚が粗相をしたら、罵れば良いだけ」という、在来種放置プレイだ

 「怒らせるだけ怒らせたら、亜友の知的障碍は治るんじゃないか?」

「未知の出来事に教師が粗相をしたら、罵れば良いだけ」という、学園放置プレイ


 つまり、16世紀の数学者も同じことを考え、
「騒がせるだけ騒がせたら、ヒトの在来種の知能も回復するんじゃないか」と思いついた。

 騒ぐだけ騒いだ結果、20世紀にDNAが発見され、
「在来種の知能は回復しない」ことが証明され、「バカなことは止めよう」という結論が出た。



 つまり、ヒトが勝ち得た人間中心主義でなく、
神の側の数学力が、人間に自由を許しても遠隔操作できる程度に達したからだろう

 −人間は、自由の刑に処せられている−

 何を間違えたか、Nash の定理にノーベル賞。
新大陸にヒトの在来種を放置プレイした神としては、これほど快感を得たこともないだろう。







 ・ 人口爆発と Nash の定理


 数学者ヒルベルトの言葉に倣って言おう。
「物理学は物理学者には難しすぎる」のではなく、「経済学は経済学者には贅沢品すぎる」

 Nash の定理を「逆説」と皮肉る数学者もいるが、
そもそも Nash の定理って、セントペテルブルグの逆説が実現しない言い訳なのでは?


 −セントペテルブルグの逆説−

 裏が出るまでコインを振り続ける。
連続してn回表が出たときの報酬を 2^n 円とすると、報酬の期待値は無限大になる


 心理的には、50円未満の報酬が関の山。
ただし、実際に何度も実験すると平均報酬は、試行回数の対数に比例して増えてゆくのも事実。

 上限を設定しないと銀行は信用しないので、
「過去の最高記録は32回連続で表を出した人だ」と説明し、Nash の定理で補強して金を借りる。

 つまり、理論上の期待値は無限大だが、
セントペテルブルグの逆説の結論は心理的抵抗感が強く、官僚は前例主義に走るしかない


 すると、人々が忙しく働く理由は、
「20回連続で表を出した人がいる」と言って借金をして、急いで100万回くらいコインを振るから。

 つまり、「大きな政府」が市場に介入し、
現時点のセントペテルブルグ試行の期待値を発表してやらないと、人口爆発や過労死の危険がある。

 ねずみ算式に人口を増やせば、20回連続で表?
「対数は天文学者の寿命を延ばした」のと正反対の理屈で、「対数は労働者の寿命を縮めた」


 なぜ、これがセントペテルブルグの逆説なのか。
「はい」か「いいえ」で答えられる、お客様の要望の無限連鎖列が、あの逆説に酷似している。

 「情報エントロピーの大きな順に並べて近似」なのだろう。
さらに、互いが経済的思考をするなら Nash の定理が使えて、というのが統計・解析組の意見?

 たぶん、情報エントロピーの小さな部分を無視したのが原因で、
「こんな需要に供給できる奴はいねえ」な亜友の需要に無償で供給すると、市場価格が暴落する






 なるほど。ミクロ経済学というのは、
そんな奇特な預言者が2度と地上に現れないよう神に祈ることで成立し、実際そうだったと。

 朝永振一郎博士の、繰り込み理論が必要。
「ミクロ経済学は理論的には正しいが、この価格設定では神様の値段が無限大に発散してしまう」

 それが、セントペテルブルグの逆説なのだが、
「神様の値段は無限大で良いんじゃない?」とか言うと異教徒を許せず、科学倫理に矛盾が起こる。

 −偶像崇拝を認めると、神様の値段が無限大に発散する−

ミクロ経済用語では、ヒトのY染色体に価格を付けられなければ、完全競争市場とは呼べない



 たぶん、経営学の本質はセントペテルブルグの逆説で、
この宇宙は最初から、どんなに下らない実験でも有限時間内には元が取れるよう設計済みなのだ

 上司の許容時間内に元が取れれば、プロジェクト−X
たぶん単純に、だらだらコインなど振らず、思い切って1024面体サイコロを投げられる社員を採用しろと。





 この対数による考察の根拠としては、
1年ほど前の、随分と下の方に残っている「ニューギニア探検隊」の対数比例の法則がある

 他にも、年収の対数が正規分布したりする。
単純に、目標を高く設定して銀行から金を借りるぶん、忙しくコインを振って結果を出さねばならない。

 第二次世界大戦で、米国人も経済に不安になったが、
Nash が「囚人のジレンマ」を用いて説明したセントペテルブルグの解決策に、人々は騙されたのだ。







 ・ 数学者たちの聖地奪回


 神話の頁に加筆したので、その続きで書くと、
対数関数の曲線は、どんなディーラーにも書けない究極のビギナーズ・ラック曲線なのでは?

 整数論の研究者が、若くして他界するのも、
このビギナーズ・ラック曲線に心奪われて、女神に命まで搾取されてしまうのではないのか。

 つまり、資本主義者は女神の真似をして、
整関数で適当に近似した対数関数のビギナーズ・ラックを利用して、儲けているだけじゃない?


 もっと言うと、「救いの女神は搾取の女神」だからこそ、
女神に搾取されるために、生命体の知能は進化し、ヒト属は食物連鎖の頂点に立った。

 すると、「Y子ちゃん=女神説」として書いた話。
搾取しても面白くない男が女の子の前を通るとき、女神は彼が搾取されないよう配慮している。

 「なぜ対数関数が整数論なんだ?」と言われても、
「年金制度は、ほとんどいたるところで上手くいっております」ネタの面白さと同じで・・・・・・



 そうか。もしかすると Nash は資本主義の可能性として、
「正規分布を整関数の級数和に表せたら、全てのジレンマは解決する」と示したのかも知れない

 数学者の視点でこの言葉を聞くと、
「諦めた方が良いよ」という、資本主義者に対する最終通告にしか聞こえないはずである。


 −そういえば、随分と前にそんなことを書いた−


 ところが、その程度のことも理解できない人は、
「そうか。正規分布を整関数で近似すれば良いんだな」と勝手に燃えて、過労死してくれる。



 バチカン市国みたいだが、数学者たちの、聖地奪回計画。

1 円高

2 増税

3 TPP参加


数学者と政治家以外の人々は、全員国外へバビロン捕囚されてゆきました。

















 ・フグ刺しの文明モデル


 こう言うのは、金曜八時の金八先生で、
人類の文明は、「内臓に毒がある」「皮に毒がある」と言って死んだ人の歴史

 つまり、フグを食べて1人死ぬたびに、
人類は「フグの食べてはいけない部分」を覚えて、歴史に刻んでいったのである。



 <<物語>>

 自給自足で生活している島があった。
島ではフグが取れ、「最高に旨い」という伝承があったが、猛毒のため捨てられていた。

 そんなフグも、食べられる機会があった。

−【集え】どうせモテないしフグでも食って死のうぜ 7匹目【喪男】−

 モテない男たちは、12月24日にフグを食って死んだ。
誰もが「最高に旨い」と言い残し、最高の死に顔で安らかに旅立っていった


 一人の数学者が、そんな彼らに混じってフグを食った。
最愛の恋人の死を悲しんだ彼は、自分も死ぬためにフグを食ったが、死ななかった。

 「この島には、こんなに旨い魚がいたのか!」

 フグを食って死んだ男たちには見向きもしない島の男も、
この数学者の話を聞いて羨ましく思い、自分たちもフグを食おうとしたが、また死者が出た。

 フグには、毒のある部分と毒のない部分がある。
そこで島民たちは税金を集めて、フグ漁とフグ食を管理するための政府を作った

 フグ食のために、島民たちは余計に働いた。
フグ食に成功し、女にもフグをご馳走した者は女にモテたので、血眼になって男たちは働いた。


 男たちを養うための仕事に、妻たちは不平を言った。
男たちは、「俺はフグの食い方を見つける。家族のためなんだ!」と妻を怒鳴った。

 モテない男たちにフグを料理させると失敗するので、
家族を残して死ねない男は生命保険を発明して、保険料のための労働も上積みし、フグ食をした。

 「フグを食って幸せな結婚生活を!」

 このキャッチコピーに、海外も注目した。
一生懸命に経済の勉強もして、外国から借金もしたが、累積赤字国債は増える一方だった


 困った島民たちは、最初にフグを食った数学者に相談した。
「どうして、食べれば女にモテるようになる毒魚を、捕まえようとすると赤字になるんでしょう?」

 −驚いた数学者は、説明した−

「あの魚には、モテない男には猛毒としか言いようがない男女の真実が含まれているだけです。
 だから、あの魚が我々に美味なのは、本質的には『他人の不幸が美味なだけ』です。

 フグを取ろうと取るまいと、モテない男は死んでゆきますし、我々は幸福に暮らせます
 我々の豊かな生活はフグ漁のおかげではなく、科学の発展のおかげです。

 フグ漁は、もともと、『モテない男の葬儀費用』のような感覚で続いていました。
 それが累積赤字国債に直結するのは、理論的には当然です」


「それでは我々は、借金をしてまで盛大に、モテない男を弔っているのですか?」
「結婚生活で虐げられる我々には、モテない男の盛大な葬儀こそ妻への精一杯の皮肉なのです」



 この理論は、資本主義を肯定も否定もしないが、
「言語を媒体に女を口説く実力がない者が、モノで女を釣るための物々交換」ともいえる

 だから、「俺はそういう性癖だ」と開き直るならば止めないが、
資本主義が異常性欲の一種などとは思いもせず、その克服に生涯を費やす隣人の気持ちも考えよう。


「資本主義は異常性欲の一種なんですか?」
「うん。共〔検閲削除〕義に比べればノーマルに近いと思うけど」

 −やっぱりコイツは、一言多いんだ−







 ・ 東京大学理学部数学科神話


「紙と鉛筆しか要らない学科は、事業仕分けの対象外


 すると、簡単なことに気付く。
ぼくは経済が嫌いなんじゃなくて、産業界のムダが嫌いなだけじゃないかと



 「家電は主婦を家事から解放した」と言われるが、
井戸端会議の主導権争いに家電製品が投入されただけに過ぎないという冷めた見方も

 −井戸端会議の主導権争いにアメリカ資本が投入−

 一方で、「金持ち争わず」とは言うが、
「天下りを始めた公務員はそれ以上は主導権争いをしない故に尊い」とも言える。



 旧石器時代の狩猟と採取の分業などと言われるが、
狩猟に出かけた男たちは、実際には滅多に獲物なんか取れなかったろうという話がある

 つまり、元々「男」は滅多に役に立たないものであって、
珍しく獲物が捕れたとき、子どもたちに夢を与える程度に美味を味わえれば良かったんじゃない?

 現代だって、宇宙飛行士は小学生と交信する。
「せめて小学生に夢を与えなければ国家予算が出ないから」というのは、その名残だろう。


 「知的金持ち争わず」というやつで、
主導権争いの結末は遺伝子レベルで決まっていることに気付いた人は、予算を欲しがらない

 なら、経済活動はどの規模まで許されるかというと、
「趣味と家庭内労働を越えない範囲で」というのが妥当な結論ではないかと思う。
















 ・ 高度経済成長期の夢


 この website の科学記事は、家庭科に直結するものが多いが、
衣・食・住は生活の基礎というより、性的ノーマルと性的アブノーマルが何とか妥協できる3要素では?

 「衣・食・住に関しては、生産者の動機が食欲だろうと性欲だろうと問わない」

 例えば、小学生相手の塾の講師の場合、
どんなに優秀な講師であろうと、「性欲を満たすために女子小学生を教えています」では解雇される。


 しかし、手塚治虫の「アドルフに告ぐ」ではないが、
多分ロリコン塾長でも、学習塾経営で一発当てた後は、生活のための労働者たちが塾長の秘密を守ってくれる。

 −産業界なんて、所詮そんなものである−

 すると、2006〜07のぼくの web 告発は、
「あの塾長は単なる性的異常者です」という秘密を知ってしまった峠草平の逃亡劇のパロディなのか?


 すると、高度経済成長が再来しないのは、
衣食住が足りた現在、国際結婚でも奨励しない限りは日本人の性的ノーマルが改善しないから?

 −それで、在日外国人に参政権付与?−






 ・増え続ける財政赤字


 上の論理を延長すると、財政赤字=政府支出に含まれるモテない男の婚カツ費用


 歳出削減派と、増税派がいるが、
単に「19世紀の資本家−労働者の構図」と、「21世紀の公務員−民間人の構図」の違い?

 刑法に関する「殺す側の論理」は、
「たとえ正当防衛が成立しようと、人を殺すのは忍びない」から刑法を作ったというものである。

 なら、実は労働法も同様の事情で、
「たとえ能力格差が存在しようと、奴隷の飼い殺しは忍びない」から権利を保護したともいえる。


 −ロシア革命が連鎖しなかったのをみると、こっちの歴史観の方が妥当だろう−


 動物行動学の論理だと、事故死や犯罪死は、
「食物連鎖の頂点に立った人類が進化の過程で得た仮想捕食者」による被害者である

 ネズミが、税金を集めて猫と戦うようなもので、
「余剰生産物があるから猫と戦ってみよう」程度にしておかないと、赤字国債が増えるだけだ。

 何故、これがモテない男の婚カツ費用かというと、
「猫を倒せばお前は英雄。どんな女とも結婚できるよ」と、モテない独身男性を休日出勤させる。


 代数学的には、「有限群論」なのだが、
あまりの速さで物々交換しているせいで、本質が何なのか分からなくなっただけだろう



−理論として、完結してしまった感があるのですが−



 さらに、IS−LM分析によると、
ネズミが、猫を倒すために借金をして自律神経の代用品を作る戦略が、資本主義である

 なるほど、いつかは猫に勝てるかも知れない。

 だが、優秀な男たちの立場で考えると、
優秀な自律神経の代用品が欲しければ、モテる男が率先して子を残せば足りるはずだ

 だから、数学者は資本主義に興味を持たない。
数字に上限はない以上、累積赤字国債を作るのは自由だが、政治家に無駄な苦労をさせるだけと



 この階級闘争は、絶対に上手くゆかない。
自力では絶対にモテないが、猫の正体が嫉妬心なので、モテる男たちは既得権益を手放さない

 つまり、猫を克服することがあるとしたら、
何らかの方法で精神的に猫を克服した、「モテない男の改造こそが生き甲斐」の変態的モテ男が必要。


 だが、動物行動学的に冷静な意見を言うと、
そいつは既に、ホモ・サピエンスの突然変異種か何かで、後天的にどうこうなるレベルではない

 その上で、モテる男と衝突せず偉業を達成したなら、
それは人類の染色体マーカーか何かが発現して、人類が積極的な分化を始めただけだと思う。

−そうか。神が約束された救世主の到来か−

 すると、「〔検閲削除〕の倫理と資本主義の精神」は、
「『モテない男の救済』を掲げて税金を搾り取ろうとする徴税人には、年金保険料をも支払いなさい」と。

−天の国に富を積みなさい。家の中に徴税人を飼い慣らすことはない−

 うーん。財務省から表彰されそうな救い主だ。
するとパ〔検閲削除〕ナ問題の本質って、独身男性と既婚者は、本質的に分かり合うことができない?







 ・ 数学史から見た結論


 数学史的には、科学や経済の発展の動機は多分に利己的なもので、
古代の数学者たちが、快適な研究環境を整えるために在来種の女に子を生ませ、数学を教えたのが最初

 だったら夫婦の子にやらせれば良いのだが、
科学実験には危険がつきものだから、夫婦の子にはそんな危ないことはさせられなかったのである


 つまり、放っておけば絶滅しそうなヒトの在来種がいたので、
「どうせだから実学の発展に貢献してから絶滅してもらおう」ということで、交配したのである

数学者A 「俺たちの後輩が、科学実験に熱中して爆死したらどうするんだ?」
数学者B 「大丈夫、大丈夫。この程度の嘘を見抜けないほど、俺たちの後輩は馬鹿じゃない」
数学者C 「タイムマシンの発明前には、後輩の誰か(*)が、 『こんな馬鹿なことは止めよう』と警告するさ」

−2000年の昔から、「証明不可能性」の概念は存在したと思われる−


(*)・・・・・・確かに神は、救世主が現れることを約束していらっしゃる。


数学者が証券会社のディーラーになれるのじゃなく、数学者は最初からディーラーだったのだ











 ・ 累積赤字国債のルール


 2006年当時は、問題が理解できなかったが、
累積赤字国債の本質は、世界の基軸通貨を決めるための青天井ポーカーじゃない?


 手札・・・・・・人類を幸福にするための経済理論

 掛け金・・・・・・各国の累積赤字国債

 ルール・・・・・・掛け金は全員が同じ金額に揃える必要はない。勝者が全員の掛け金を回収して終了。

 降りる・・・・・・旧ソ連のように勝負を放棄することも可能。

 勝負・・・・・・累積赤字国債を増やし続ける限り、手札での勝負は行われない。

 罰則・・・・・・他人の手札をめくるためにテロを起こすと、見せしめに米軍が空爆します





 だが、考えてみると数学の未解決問題のアナロジー。
数学者が問題の解決に懸賞金を宣言して、フェルマーの最終定理なんて賞金総額がいくらだったか

 そうか。「HUNTER × HUNTER」の世界観なのか。

 ちなみに、参考までにポアンカレ問題の結末を記すと、
世界中の幾何学者の努力と無関係に、やる気をなくした代数学者が証明をネットで無料配布したんだっけ?




 実は、すごく単純なことに気付いたんだけど、
財政赤字の問題って、モテない男を救うために借金しすぎて、政治家レベルの国際結婚に支障がでただけ?

 なるほど、猫の首に鈴をつける役目が政治家だ。
確かに「猫の首に鈴をつけたら女にモテる」が、その借金のせいで、優生学的に有利な国際結婚が進まない。

 その原因が分からず、みんなで苦労していたら、
政治とか経済とか関係なく結婚を続けている、数学者の一人勝ちに終わったというだけの話


 キャッチフレーズ : 「千葉浦安のネズミは、どんなに稼いでも猫には勝てない」







 ・囚人のジレンマ


 昔あって、これからも起こる話。 男女1組の容疑者が逮捕され、別々の部屋に入れられた。

条件1 「2人とも自白すれば、懲役10年ずつだ。だが2人とも黙秘すれば、懲役3年ずつまでだ」

条件2 「片方が自白して、片方が黙秘した場合、自白した方は無罪、黙秘した方は死刑だ」

黙秘を続けた2人は、結婚という終身刑を宣告されました。めでたくない、めでたくない。怖いですねえ



 そうか。震災後で凄く不謹慎なのは分かっているが、
恋人とはぐれている最中に、津波警報が出たときの判断と行動って、「囚人のジレンマ」だよね

条件1 「互いを信じて避難した場合、損害は財産だけ。互いを探して被災した場合、損害は命と財産」

条件2 「片方が避難し、片方が被災した場合、被災者は命しか失わず、避難者は永遠の後悔に苦しむ」

「『囚人のジレンマ』の解決策は経済発展と携帯電話だ」とか言っているから、あれだけ死者が出たんだろう?



 そうか。「医者は3人殺して一人前」というのは、
「患者を殺した永遠の後悔はマイナスだが、終了の0ではない」ことを学習しろと言っているわけだ

 津波も裏社会の脅迫も、ないに超したことはないが、
「囚人のジレンマ」を発生させ、Nash の定理に頼って生活していた者から命を奪うというわけだ。







 ・∞プチプチの例外音


 「良い娯楽も、金があれば手に入る」というが、
単に、金で買える娯楽は飽きる前に金が尽きるから、嫌な後味が残らないだけでは?

 自律した人間は、引き際を知っているが、
自律できていない人間に引き際を教えるために、浦安のリゾートの入場料は高いのでは?



 個人的な事情を暴露すると、
2010年に殺人事件の捜査で作った借金の類が、2011年夏に完済して、余裕ができた

 それで、有償の娯楽にも手を出すが、
引き際を悟っている人間にとっては、娯楽としてそれほど質が高いとは思えないのだ。



 「それも含めて経済の美点」かもしれないが、
自分の弱さの言い訳をする前に、若い頃に自分を鍛えておいた方がいいんじゃない?

 税金は、自律できていない人間から順に取られる。
エピクロス派の快楽主義のようなもので、自律できていないとNEET生活は長続きしない。

 自律できていないと、反抗期も訪れない。


結論 : 「やっぱり経済は、次世代に残したくない、弱い自律神経に税金を課すシステム」







 ・ 電力は人類の役に立つか


結論 「電力は、どんなに下らない思いつきにも光を当ててくれるが故に尊い」



 ああ、「科学技術立国で戦後復興」という歴史的経緯だ。
日本の理系産業界は、「研究予算目当ての誇大広告に寛容であれ」という馴れ合いで成り立っている

 −他社の誇大広告を追求してはいけない− 日本経済のガラパゴス化


 すると、数学科が駒場に隔離されたのは理系他学部の圧力で、
「研究予算が必要ないからって、空気読まずに研究計画書の嘘を平気で暴く迷惑な学科を隔離しよう」

 財務省に就職したどっかの偉い先輩が、省内の事業仕分けで、
「ああ、この計画書の研究目的は誇大広告ですよ」とか、平気で他学部の内情を暴露した・・・・・・とか。


























 ・岡澤流被災者支援策


 下北沢の馴染みの Bar で、話がまとまった。
岡澤 「野村證券の重役の皆さんが、復興国債を買いたくて仕方ないそうです」

 − 被災者支援するから、証人喚問だけは許して −




 ・ マッチポンプ売りの少女


 流行なんて、広告業界のオモチャだが、
日本伝統文化に対して、ネガティヴ・キャンペーンを張れる広告会社はない

 男は、一流企業への就職でいい気になるが、
「日本社会の絶対的構造」を知る女たちは、お歳暮やお中元を欠かさないのだ

 経済学部マンション購入論  ← 警察の皆さんに告ぐ


 そうだ。2005年にこんな話もあった。


 経済学部自費出版会社論  ← 有名な話ですが




 ・ 浜岡原子力発電所の停止


 裏社会の皆さんは、復興利権をご所望です。
これでアラブの石油王が無償で寄付してくれた原油や天然ガスが、高く売れる

「国民の命を何だと思っているんだ!」
「被災者の命はいつでも手に入るが、復興利権は今しか手に入らない」

「政治家は何をやっているんだ!」
「公文国際学園の同窓会が、暴力団に岡澤脅迫を依頼した写真が流出するよりマシだ!」


 「本日の肴 −ほら、5月末にぼくが言ったとおりになった−」

2011.6.25.  「原油備蓄放出でインサイダー取引の疑い」

天気予報 −復興担当相が決まれば、原油先物市場は値上がりするでしょう−


2011.7.8. 「原発再開が次々延期に」

天気予報 −原発の再開が延期されれば、原油先物市場は値上がりするでしょう−


2011.7.26. 「日本のヤクザの財産が凍結」

 −裏社会の金を米国に集め掃討作戦。外務省の提供でお送りしました−


2011.8.3. 「ガソリンが2週続けて150円台」

 −車を運転しない身体障碍者ですが、「ああ、やっぱり」と−





 ・ 倒産! 公文国際学園


 6学年1000人の生徒はいつでも集められる。
「あの学園は今しか手に入らない。記念に結婚式場に改装しよう!」

 という、悪魔のような提案をしてみた。








 ・ 創価学会と文教利権


 文科省が、本当に望ましい教育をすると、
日本の第3次産業=サービス業は、衰退すると思われる

 伝統的な裏社会は、第3次産業には興味ない。


 米国心理学会が掲げる「協調性」という項目は、
「八百長に協力し、税収増加に貢献できる豊かな人間性」という意味だと思う



 最後に、創価学会にひと言。
校内で殺人事件を起こして放置するような団体は、健康食品を褒めてはいけない



























 ・経済学と整数論


意見 : 「法律で、『正規分布に従うことを禁止する』しかないのじゃない?」


 文明は、まだ大自然には勝てないのである。
人類が扱えるどんな関数も、まだ、正規分布より速くは収束できないのである

 まあ、正規分布より速く収束する関数はあるが、
「なんで整数論なの?」に解説が必要な、一般の方々には関係のない関数である。

 これが、なぜ経済と直結するのかというと、
近似式が存在しない部分では、需要と供給を釣り合わせることができない



 自然は、放っておけば正規分布に従うから、
「人類は自然を支配できた」と思いこんでいる人は、東大数学科を卒業できない

 しかし、人類が正規分布を解明しちゃった場合、
公開鍵暗号が役に立たなくなるから、核ミサイル打ち放題になるんじゃないの?

 −ああ、侘助さんのラヴ・マシーンか−





 だから、「監視社会」になるのである。
監視カメラを設置して、正規分布に従った『偶然』を取り締まる必要が出てくる

 だが、法律に従う賭博場なら必要ない。
賭博場は、族議員の利益になるような法律ではなく、正規分布に従う必要がある


 他には、子どもの学力も正規分布に従う。
偏差値 25〜75 の人は、経済学者が定義できる関数で支配可能なわけである

 偏差値1桁の亜友と、3桁の岡澤は範囲外。
だが数学者の岡澤が定義した関数なら、亜友もギリギリ定義域の範囲内だったのだと。


 待てよ。すると日本文化は経済に勝てる


 日本の八百万の神の文化というのは、
災害が多いから、どこで命を奪われる(=奪う神が住んでいる)か分からない発想

 災害は人間の都合を無視し、正規分布に従う。
だから、日本文化が根付いている岡澤と亜友の「家」は、想定外の事態にも動じない。

 一流企業の営業マンも、27歳のぼくに歯が立たない。



 「数学者崩れが!」という批判は覚悟していたが、
2009年に思いつき、「第一発見者?」と喜んでいた公式が、Kummer 発見と発覚

 −Kummer と経済学者じゃ、勝負にならないよ−

Kummer と知恵比べするのだとしたら、日本国は金の使い道に困っているとしか思えない。





 整数論との比較で、もう少し面白いことに気付く。
現代最新のスーパー・コンピュータでさえ、掛け算は計算していないと思う

 速さにものを言わせて、足し算するだけである。
「足し算と掛け算を組み合わせた電子回路」なんて、複雑すぎて上手く動かせないと。


 すると、正規分布の4σ範囲外の事象の観測。
現代最先端のパソコンに計算させるよりも、実際にサイコロを振った方が早いのでは

 有名な論争だが、神はサイコロ遊びをしている。
それで、ぼくの結論では、発癌性物質を取り締まれない根本の原因は、神のサイコロ遊び。

 最先端のコンピュータでも、波動関数は近似値。
実際に多くの人に食べさせてみて、「何人が癌で死んだか」の統計なら、適当に誤魔化せる。



 さて、数学的に、もう少し残酷な結論が出た。
位相幾何学による反証の精神が理解できない人は、1%の可能性を信じて微分幾何学

 数学者が知的財産権を主張しない理由は、
「中学・高校の教科書で堂々と無料配布しても、理解できない奴、いっぱいいる」から?

 数学の定理や公式は、そもそもが公開鍵で、
「公開してあるのに誰も解読できないんじゃ、知的財産権なんて主張する気にならない」


 一方、経済が玲奈ちゃん殺害を許してしまったため、
日本の公開鍵を解読する実力を持った数学者が、一般社会に流出してしまったのだと

 警察官の認識を超える大きな素数を知っていたため、
そいつが作った公開鍵暗号を警察は解読できず、逆に情報を抜き取られてしまったのだと。

 それで、インターネット上で堂々と公開されたが、
「こんな文章、素直に理解できる奴は数学者くらいしかいない」から、警察のお咎めもなし。















 ・庶民の生活と3進数


 経済の本質に切り込む話を思い出した。

 <<問題>>

 ニューギニアの奥地を進む探検隊がある。
彼らは1人あたり、自分用のテント1個と3日分の水と食料しか持つことが出来ない

 テントは施錠でき、食糧基地として利用できる。
栄養補給を考えなければ通過にn日かかる森を抜けるのに、何日分の食料が必要か。

 ただし、出発点の村には十分な水と食料がある。


 この問題が何を示唆しているかというと、
事業規模がn倍になると、仕事量の対数がnに比例するらしいことがわかる











 ・東日本大震災


 2011.3.11. 東日本大震災が起きた。
正規分布に従った出来事が起きたら、緊急車両は追いつけなかった


 戦後を思わせる輪番停電に思いつく。
当時の吉田茂首相が、農林省の計算ミスをGHQのマッカーサーに責められる話

 「もし我が国の官僚の計算が正しければ、あんな馬鹿な戦争はしなかったでしょう」
 「そして、(それでも戦争を始めたなら、)勝っていました」

 「もし我が国の官僚の計算が正しければ、こんな震災は予測できたでしょう」
 「そして、(それでも震災が来たなら、)被害は防げました」

 そうか。敗戦の原因は「巨悪」ではなく「計算ミス」なのだ。
4σ範囲外の事象といえども、1億人も人口があれば数千人の死者が出るのは統計を裏切らない。

 まあ、確かに「想定外」続きの災害だったとはいえ、
この程度で「想定外」と言っている人は、アカギとは麻雀を打たない方が良いよ



 ぼくは、この震災にあまり驚いていない、というのも、
よく考えると、この website では2009年既出の、高木善之氏の本のシナリオに似ている

 当時中学3年のぼくは、水槽を使って実証実験もして、
同書のシナリオ発生の原因に関しては否定的だが、シナリオ自体はそれほど問題ないと考える。

 さらに、高木善之訳「イマジン」を引用した「超右脳革命」
巨大津波への対処法は、水や食料の備蓄よりも、七田眞のイメージ・トレーニングが有効



 そして、「もしも岡澤代祐が100人の村だったら」の話で、
たぶん岡澤代祐が100人の村だったら、25歳の誕生日を迎えられるのはせいぜい1人だろう

 「村民の約半数が行方不明」でも、何か迫力が足りない。
だから、中学3年のぼくにとっては十分に予測可能な事態だったはずである。





 それで、地震が経済に与えた影響を思うのだが、
そもそも探偵なんて、「インテリやくざの水商売」だから、地震は関係ないのか

 「尾行や張り込みには、水と食料は携帯しろ」


 待てよ。ぼくだって、2010年の玲奈ちゃんの事件の捜査では、
水と珈琲豆とミルさえ装備して、約半年間の宿無し生活を余儀なくされた

 それも、事前の計画はほとんどなく、
「ブラックオクトウバー」を見つけて驚いて、1ヶ月後には見切り発車で家を出た。

 むしろ、被災者の生活は軟弱すぎる。
公共施設での寝泊まりを許可された上に、追ってくる警察もいないのではねえ・・・・・・


 津波に巻き込まれた人は探偵にはなれない


 株取引に例えると、「潔い損切り」であり、
震度7の揺れを感知した三陸では、通帳や印鑑はあっさり「損切り」して避難が先

 証券会社業界の東大数学科神話を考えると、
一般の人たちは、この「潔い損切り」ができないから、津波に巻き込まれて溺死する。


 あれ、読み返していて微妙なことに気付いた。
生活が豊かになったせいで損切りが遅れ、津波で溺死したなら、自業自得?





 そもそも、ぼくは電気が無くても困らないと思う。
電源なんか持たない宿無し生活でも、女友達を作る分には不自由しなかったから

 むしろ、電気が使えなくなることで、
電気を使わないでも何とかする知恵を持っているぼくの株は、逆に上がるわけである。

 「水商売は災害に強い」


 サイフォン式なら、珈琲も絶対に電気を使わない。
さらに、午後6時20分から10時の停電も、「酒の消費量」を増やすと前向きに解釈できる。

 この発想ができないと、電源があっても女友達を作るのに不自由する

 最後に、「インテリやくざの水商売」との表現。
佐高信さんが書評で、「私にも宮仕えの経験はありますよ」と編集者時代を表現した科白。



 最近、「八百長」が話題だが、
ガチンコ勝負をしたら、1000年に1度の大番狂わせが発生して、経済が破綻した

 保険というのは、本質的に、
「生き残った人たちの生活を支えるため」にある。


 「死者と軽症の中間がいない」という医者の述懐。
それは、三陸の漁村に至るまで経済の理論が浸透していることの証明に過ぎない

 ボランティア等も含め、震災の復興が進まないのは、
岡澤 website からも漂う「資本主義社会を復興させても仕方ないんじゃ」臭じゃないかと。











 ・シーシュフォスの神話


 人は、土より重い金属を土から掘り出して、
大地震のたびに、その重い金属が土に沈み込む作業を永遠に繰り返す刑に処せられた


 「なんで、そんな無駄なことをするんですか?」
 「それが公共事業だもの」


 最近、新聞が震災と原子力の話題ばかりだが、
正直なところ、中学の理科の教科書が配達されているようで、うんざりしている。

 国民の「知る権利」だか何だか知らないが、
ストレスに弱い人たちは、マイナスプラシーボ効果だけで死んじゃうよ?



 そうか。「杞憂」は杞憂じゃなかったんだ。
あんまりレアメタルを掘ってばかりいる経済大国も、そのうち海に沈むと

 油は水に浮くが、ウランは水に沈む。
「水との共存」が生命の進化に必須であることを考えると、数学者は偉い。

 現代のアルキメデスも「風呂遊び」で大発見をした。
「パソコンは水に沈むが、同程度の知能を持った数学者は水に浮くぞ!」



旧約聖書から得られる教訓 : 「水より比重の大きな建造物を、陸地に建ててはならない」



 なら、地球温暖化の原因も、工業的な二酸化炭素というより、
陸地の比重の変化で、地殻中の温室効果ガスが全体的に吹き出しているだけじゃないの?

 二酸化炭素は、体積比で最も多いというだけで、
体積比からいうと量は少なくとも、効果は二酸化炭素の何十万倍という温室効果ガスもある。

 ただ、他の地球型惑星の惨状を考えると、
この現象は、何も人類が加担しなくても自然に起こる地殻変動なのかもしれないが。


 すると、埋葬の習慣を発明したのも、普通に数学者かも。











 ・1ミリ (シーベルト)= 1000マイクロ (シーベルト)


 いやしくも、理系の大卒者として、この報道を聞いて、
そこから説明しなければいけない人に、数値を教えるのは、情報混乱の原因だろうと

 だって、今朝(3.17.)の神奈川新聞の数値もおかしい。
3面の図表と、20面の表の数値が、矛盾と言うほどではないものの、少しズレている。


 厳密には、単位はシーベルト毎時と、シーベルト毎年。
1年は8760時間に過ぎないことを考えると、印刷ミスを疑いたくもなった

 日本人の日常放射線量が1.5mSv/年(ミリシーベルト毎年)なのに、
神奈川県の0.069μSv/時(マイクロシーベルト毎時)が過去最大なのは、低すぎないかと。


 1年中野外生活をしていても、0.6mSv/年の放射線量が限界である


 しかも、「過去最大」とまで書いてある数値。
屋内で活動する時間を考えれば、「この過去最大値、0が1つ多くない?」というわけだ。

 そこで、考えられる理由を列挙してみると、


1 日常放射線量には、内部被爆も含まれている。

2 神奈川とその近辺は、全国平均より放射線量が低い土地柄。

3 印刷ミスなどの単純ミス。


 それで、世界平均と日本平均の有意差。
ぼくが推奨する、この新聞記事の読み方は、当然ながら「1」の内部被爆説である。

 そもそも、教養学部時代に放射線量の測定実験をした。
実験室内で「被爆」といえば内部被爆だし、そもそも少量の放射線を浴びることは体によい。

 だから、政府の「煽りすぎ」に見える。
本来ならば、「皆さんは内部被爆しても死なないようだから大丈夫です」と言うのが正しい



 という計算結果を、非常に簡潔に書いて、
3.18. に、地元の代議士事務所に提供しておいたら、翌日に農作物の放射線量が公表

 報告書への反応としては迅速すぎるが、
その後の報道によると、現在の食品基準法には放射線量に関する規制はないらしい。

 「内部被爆の方が、外部被爆より桁違いに危険です」

 黙殺されてきた言論が、普通に報道されている。
どういう政治力学が働いたか知らないが、この功績は政治家の皆さんに譲ります。





 さらに、原爆問題の真相に気付いた。
広島・長崎の原爆症の大きな要因は、「被爆者本人のマイナスプラシーボ効果」

 つまり、実際に浴びた放射線量よりも、
「俺は被爆したんだ」という暗示効果による想像被爆による原爆症が多かったのだと思う。

 想像被爆は、国の補償の対象外だろう。
そして、この「想像被爆」のデータを詳細に持ち合わせているのは、世界でも日本だけだ。


 だから、海外では放射線の害が過大評価されている。
「心の弱い人には致命的な原爆症が現れることが多い」というのは、また差別的なお話で


 さて、想像被爆。誰が研究したのか。
そういう下品な研究をしそうな心理学者というと、やっぱり数学科出身? 河合隼雄か?

 その功績を認められて、文化庁長官?













 ・インテリヤクザの水商売


 神奈川新聞 1.23. の書評で知った言葉。
探偵社の仕事って、整備されていない「クレジット・デフォルト・スワップ」だよね

 浮気が発覚して、夫の信用が暴落すると、
誠意ある探偵社なら、何らかの慰めの言葉というアフターサービスで、信用を勝ち得るわけだ。

 前に公文学園の件を、仕手戦に喩えたが、
公文学園の株を空売りしたというよりも、CDSでボロ儲けしたと言った方が良いかも知れない。


 ふと「インテリヤクザ」でググってみた。
出た「インテリヤクザになる方法」を読んで、「人の振り見て我が振り直せ」の意を知る

 時代錯誤社を去った頃の自分と重なる。
気障な科白で交際を断ったせいで、ますます深みにという行には、いろいろ心当たりがある。





 ぼくの友人に、葬儀屋の娘がいる。(*)
「他人の不幸を食い物にしているのは事実、だから私はエンバーミングを学びたい」

 経済界が、小川三四郎探偵事務所に反感を抱くなら、
「葬儀屋の株式上場は認めない」というか、悪いけど部落差別の問題と共通する心性である。

 そんな資本主義の象徴がテレビで、
カメラは、「他人の不幸を食い物にしている事実」を映さず、愛と情熱だけを切り取る。


 だから経済は、理論として完成しないのだ


 例えば、葬儀屋が株式上場したら、
阪神大震災で5000名の死者が出たら、株価急騰というわけか

 つまり、経済理論が完成しないのは、
「経済は正義なんだ」という人々の願望が、真実を映すテレビを曇らせているからである。

 そして小川三四郎探偵事務所が上場した場合、
ぼくの親友が殺害されるたびに株価が急騰してというのが、モラルハザード


 ならば、生命保険の理論で解釈すれば、
葬儀屋株を上場すれば、震災遺族の生活補償費の財源を確保できるはず

 小川三四郎探偵事務所株も、上場すれば、
死者に敬意を払って弔うだけの財源を確保できるわけだし、遺族にも視線が向く。


 そのくせ、「名探偵コナン」にはスポンサーがつく


(*)・・・・・・彼女の家業を知ったのは、玲奈ちゃんの死を知って約1年後のことでした。












 ・古代ギリシャ人の夢


 古代ギリシャの数学者の信念、
「知識の実践は慎め」の前提のもとに、経済を論じてきたわけである

 文明の進歩を称える声が多いが、
紀元前300年期には積分法も存在したし、数学は大して進歩していないのだ。

 古代人は、高い技術を持ちながらも、
「知識の実践は慎め」の信念のもと、生活に役立てようとしなかった。



 その理由を考えてみると、たぶん、
「画期的な実験を思いついて実行すると、奴隷がたくさん死ぬ」のだろう

 アルキメデスの兵器も、人を殺した。
奴隷を殺すことに心理的抵抗感があったから、古代の科学は発展しなかった。

 「だから人を殺せ」というのでなく、
現代の資本主義経済は、見事に「殺人と事故死の歴史」を隠しているなと。



 岡澤の知り合いの東大生にも、
実験用マウスを殺すのが嫌になって、東大薬学部を中退した人がいる

















 ・お金で幸せになる方法


 貨幣を発明したのが数学者なら、
数学者による本来の貨幣の使い道を、よくよく観察してみれば良いじゃないか

「賭博がしたい」
「賭博は法律で禁止されています」
「それなら、警察に文句を言われない範囲の賭博は構わないか?」


 これは、正しい金の稼ぎ方。
博奕の親は上司より厳しく、0.001秒の悪魔という言い訳を認めてはくれない

 だから、効率よく淘汰されてゆく。
厳格な応報刑思想が徹底しており、これはカントの主張した「目的の王国」なのだ。

 逆に言うと、この日本経済では、
上司にゴマをすっておけば、消費者が目を失っても、自分は目を失う必要がない!



 学校法人に、政権にと金を賭けて遊ぶ岡澤。

「1000兆円勝てば、日本の国債は全部返せるし、国民は幸せになれるか?」
「そういう話は、勝ってから言って下さい」
「勝ってから言っても遅いだろう。勝ちそうだから言っているんじゃないか」

−机上の経済理論より、現実的な話である−

「俺が勝ったら、Y子ちゃん=女神だったことにしても良いか?」
「1000兆円で女神を買うつもりですか?」
「参考資料だと創価学会の総資産は10兆円らしいから、女神の値段としては十分じゃない?」

「何のために女神を買うんですか?」
「俺がこの世に生まれてきた記念品として」

−信じられない話だが、この科白を書き終えた瞬間に涙が吹き出てきた−



「景品に女神を、副賞として日本円を世界の基軸通貨に!
















 ・妻の愛の真実


 すごく、単純な結論を思いついたのだけど、
妻の愛の真実は、女として母として、「人類の進化」を実感する瞬間じゃないの?

 ああ、なるほど。だから女なのである。
すると本質的な問題として、男は自分の息子や娘に、勝ち目がないはずだと気付く。

 そして、だから女は「老い」を気にする。
ということは男が妻の愛を勝ち得るためには、妻の「老い」に付き添ってやることだ。


−岡澤代祐27歳、結婚前にこの結論に至る−




 女たちが、孤独な探偵を助けられない事情は知っている。
だが、遠隔操作で余命を吸い取られているような錯覚に陥るのは、28歳のせいだけだろうか?

−「射精を管理されている」と考えれば、余命を吸い取られているようなものか−

 そうか。結婚とは妻に射精を管理させる契約なのか。
ならば、射精を伴わない異常性欲である労働と、表裏一体の関係にあるのか、メビウスの帯か。
















 ・数学科のOBへの弁明


 何を今さら弁明するのかというと、
同窓会報を見ていたら、「さらば財務省!」の高橋洋一が、東大数学科OBと判明

 数学科在学中の言葉に、聞き覚えがある。
見ると整数論の井原総帥の弟子であり、つまり岡澤の担当=織田先生から見て、弟弟子。

 織田先生と面識があっても不思議ないが、
大学院に落ちて財務省に行ったあたり、織田先生の毒舌を食らいそうな感じである。



 岡澤は、織田先生の誘いを断ったクチで、
変人という意味でも一枚上手である自信はあるが、相手が先輩なので何も言わない

 ただ、別に書いた数学科駒場隔離理由を考えると、
高橋洋一先輩も、織田先生同様に岡澤のウェブサイトに対して、何も言わないと思う。


 最新の見解を元に追記すると、
貨幣の発明者サイドの人間が、財務省に行くのはインサイダーじみている気がする







(*)・・・・・・「文V・文T・ネコ・文U、石を投げれば理Tに当たる、保健センター・数学科」

 という、東京大学駒場キャンパス内の序列やら惨状やらを表した言葉。